【特集】親子で楽しめる、夏休みバレエ・ダンス公演2023
夏休みまでもう少しありますが、そろそろ夏の予定をたてる頃ですね。
今年も子どもが楽しめるダンス、バレエ公演がたくさんあります。その中から選りすぐった6公演をご紹介します。
バレエ公演では、あらすじがわかりやすく時間を短縮して飽きない工夫がされていますし、ほとんどの公演で解説があり、セリフが入る場合もあります。ハイライトであるパ・ド・ドゥはしっかり本公演と同様に行われますので、美しいバレエ芸術に触れられる良い機会となるでしょう。
新しい発見、感動を体験しに親子で劇場へ出かけましょう。
★─ おすすめ 01 ─★
7月1日(土)〜9日(日)
KAATキッズプログラム
『さかさまの世界』
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KAAT神奈川芸術劇場は、オリジナル作品による子ども向けの公演に力を入れています。「子ども向け作品」を単に理解しやすく平易にする、という考えではなく、子どもの心を持つ人に向けて作る、というコンセプトで取り組んでいます。
今回の上演作品『さかさまの世界』は、フランスを拠点として活動している伊藤郁女が振付・構成・演出を手がけています。2021年にフランスで発表した『LE MONDE A L’ENVERS』という子どものためのダンス作品を日本版『さかさまの世界』として新たにクリエーションしたものです。
伊藤は自作の紙芝居を通じて、子どもの想像力を集めるリサーチ活動を行っているそうで、その活動で集めた「ひみつの話」を素材に創作されたのが本作です。単なる子どものため、ではなく子どもの心を持つ人なら誰でも楽しめるということで、対象年齢は4歳から150歳までだそう!
KAAT神奈川芸術劇場では、この『さかさまの世界』というダンス作品だけでなく、白石加代子が主演する『最後の1つ前』という演劇作品(7/21〜24)、チャラン・ポ・ランタンの小春が音楽を担当している『くるみ割り人形外伝』という音楽劇(8/5〜13)の2作品もキッズ・プログラムとして上演します。
2023年7月1日(土)〜9日(日)
KAATキッズ・プログラム
『さかさまの世界』
会場:神奈川芸術劇場 大スタジオ
開演|1日(土) 14:00
2日(日) 11:00*/14:00
8日(土) 11:00/14:00*
9日(日) 11:00
※上演時間:40〜60分(予定)
※4歳から入場可能
料金|おとな:4,500円
こども(4歳~高校生):1,000円
【おとな・こどもペア券】5,000円
神奈川県民割引:4,000円
詳しくは:KAAT神奈川芸術劇場
*託児サービスあり/0歳~12歳
公演1週間前までに要予約
料金| 2,000円
【 託児予約・お問い合わせ 】
マザーズ/TEL:0120-788-222
※10:00~12:00, 13:00~17:00 (土日祝を除く)
★─ おすすめ 02 ─★
7月28日(金)〜30日(日)
新国立劇場
こどものためのバレエ劇場2023
エデュケーショナル・プログラム
『白鳥の湖』
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新国立劇場バレエ団は、初めてのバレエ鑑賞にぴったりなプログラムを用意しています。
バレエといえば『白鳥の湖』、この古典バレエの傑作を1時間というコンパクトな形にギュっと凝縮して解説付きで上演します。6月に本公演で『白鳥の湖』を上演した直後なので、ダンサーの状態もベストです。
バレエ鑑賞経験の浅い大人にもお勧めしたい作品です。生のオーケストラ演奏を楽しめますし、進行役の俳優が客席と掛け合いながらマイムの解説などバレエ鑑賞に欠かせないポイントを説明してくれます。
新国立劇場では、『夏のこども劇場セット』としてバレエだけでなく、演劇『モグラが三千あつまって』(7/14〜30)も上演します。
20233年7月28日(金)〜30日(日)
新国立劇場 こどものためのバレエ劇場2023
エデュケーショナル・プログラム
『白鳥の湖』
会場:新国立劇場オペラパレス
開演|28日(金) 13:00/16:00
29日(土) 13:00*/16:00*
30日(日) 13:00/16:00
※上演時間:約60分(休憩なし)
※4歳から入場可能
料金|おとな(中学生以上) 5,500円
こども(4歳から小学生) 2,750円
詳しくは:新国立劇場
*託児サービスあり/3ヶ月~12歳(小学生)まで
公演1週間前までに要予約
料金(銀行振込)|3ヶ月~1歳:2,500円
2歳〜12歳 :1,500円
【 託児予約・お問い合わせ 】
お申し込みフォーム
株式会社 明日香(新国立劇場託児室予約担当)/TEL:0120-165-115
※10:00~17:00 (土日祝を除く)
★─ おすすめ 03 ─★
8月6日(日)
ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)
親子で楽しむ夏休みバレエまつり
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昨年夏と年末に来日し、感動を届けてくれたウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)。今年の夏も来日公演を行うのですが、1日だけ、子ども向けのプログラムを上演します。
プログラムは『ジゼル』、『海賊』、『瀕死の白鳥』、『ドン・キホーテ』など古典バレエの名作ばかりで、休憩を含み2時間を予定しています。MCがつき、人気のバレリーナ芸人「けっけちゃん」こと松浦景子が務めます。
やさしくわかりやすい解説で、子どもは飽きることなく鑑賞することができます。プリンシパル(バレエ団の最高位のダンサー)も登場しますので、伝統ある名門バレエ団の美しいパフォーマンスを楽しみましょう。
2023年8月6日(日)
ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)
「親子で楽しむ夏休みバレエまつり」
会場:東京国際フォーラム ホールC
開演| 12:30/16:30
※上演時間:約2時間(休憩あり)
※4歳から入場可能
※演奏は特別録音テープを使用
料金|全席指定 8,000円
小学生以下 4,000円
詳しくは:光藍社
★─ おすすめ 04 ─★
8月19日(土)
オープンシアター2023
ダンス劇『マリーの夢』
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神奈川県民ホールでは親子で楽しめるプログラムとして『マリーの夢』というダンス劇を上演します。
チャイコフスキー作曲の三大バレエのひとつ、クリスマスに上演されることの多い『くるみ割り人形』の原作E.T.A.ホフマン作『クルミわりとネズミの王さま』をもとにして、おどる・うたう・しゃべる“ダンス劇”として舞台化したものです。
お芝居? ダンス? そんなカテゴリーに収まらない意欲的な作品です。文字通り、劇中、踊ったり歌ったり喋ったりするので、子どもはその自由さに魅了され、物語の世界に引き込まれることでしょう。出演者も俳優、バレエ・コンテンポラリー・ポッピンダンス等のダンサーなどなど多彩なアーティストが舞台に立ちます。
また、関連イベントとして舞台で使用するカラフルな「キャンディ」作り(申し込み不要)ができるほか、劇中で名前を呼んでもらえたりもします(事前予約で応募多数の場合は抽選)。終演後には出演者とともにステージで踊ることもできる(先着30名)とのことで、ユニークで楽しい企画が用意されています。ぜひ参加しましょう。
この公演、チケット代が大変リーズナブルなのです。大人は2000円、子ども(3歳〜中学生)は1000円! 家族みんなで楽しいひと時を過ごしましょう。
2023年8月19日(土)
オープンシアター2023
ダンス劇『マリーの夢』
会場:神奈川県民ホール 大ホール
開演| 14:00*
※上演時間:約70分(休憩なし)
※3歳から入場可能
料金|おとな(高校生以上) 2,000円
子ども(3歳〜中学生) 1,000円
親子券(子ども1枚+おとな1枚) 2,500円
詳しくは:神奈川県民ホール
*託児サービスあり
8/10(木)までに要予約
料金|2,000円
【 託児予約・お問い合わせ 】
マザーズ/TEL:0120-788-222
※10:00~12:00, 13:00~17:00 (土日祝を除く)
★─ おすすめ 05 ─★
8月3日(木)〜27日(日)
子どものためのバレエ
東京バレエ団
『ドン・キホーテの夢』
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東京バレエ団は夏休みに毎年『ドン・キホーテの夢』という『ドン・キホーテ』を90分にまとめた子ども向けの作品を上演しています。
今年は8月3日(木)の高槻公演を皮切りに、鳥取(6日)、松江(8日)、岩国(11日)、大津(12日)、堺(14日)、市川(16日)、佐野(18日)、前橋(20日)、東京(26,27日)という10都市全13公演という全国ツアーを敢行します。
この作品は、解説を登場人物が行うのがユニークで、自然に、そしてコミカルに語りかけてくれるので物語の進行が妨げられる感覚がありません。そして元々が明るく華やかで見どころ満載の作品なのですがその魅力を損なうことなく、ソロやパ・ド・ドゥも惜しみなく披露されます。
なお、東京公演は8月21日(月)〜27日(日)にめぐろパーシモンホールで行われている「めぐろバレエ祭り」での上演となります。このお祭りは今年で11回目を迎える歴史あるもので、ワークショップや公開レッスン、ダンサーズ・トークなど盛りだくさんな内容なのです(事前予約が必要です)。
目玉はスーパーバレエMIX BON踊りです。バレエで盆踊りをするという画期的なイベントで、モーリス・ベジャール・バレエ団のバレエマスターである小林十市と東京バレエ団プリンシパルの宮川新大が振付・指導してくれます。スーパーバレエMIX BON踊りは27日のみの開催ですので、27日に公演を鑑賞される方は、ぜひ鑑賞後に盆踊りで一汗かいてください。
2023年8月3日(木)〜27日(日)
子どものためのバレエ
東京バレエ団
『ドン・キホーテの夢』
【 公演スケジュール 】
大阪|3日(木) 15:00
高槻城公園芸術文化劇場
一般:3,500円 中学生以下:1,500円
鳥取|6日(日) 14:00
とりぎん文化会館 梨花ホール
一般:4,500円 18歳以下:2,000円
島根|8日(火) 19:00*
島根県民会館
一般:5,000円 高校生以下:2,000円
山口|11日(金・祝) 14:00*
シンフォニア岩国
一般:4,500円〜4,000円
学生(25歳以下):2,000円〜1,800円
滋賀|12日(土) 15:00*
びわ湖ホール
大人:3,300円 中学生以下:2,200円
大阪|14日(月) 15:00
フェニーチェ堺
一般:4,400円
4歳〜中学生以下:1,500円
千葉|16日(水) 16:00
市川市文化会館
一般:4,500円 高校生以下:2,000円
栃木|18日(金) 15:00
佐野市文化会館
一般:4,500円〜3,500円
中学生以下:2,000円〜1,500円
群馬|20日(日) 15:00
昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)
一般:4,500円〜3,500円
中学生以下:2,000円〜1,500円
東京|26日(土) 11:30/15:00
27日(日) 11:30/15:00
めぐろパーシモンホール・大ホール
一般:6,000円〜5,000円
中学生以下:3,000円〜2,500円
※上演時間:約90分(休憩あり)
※4歳から入場可能
詳しくは:NBS
※お問い合わせは各会場へ
*託児サービスあり/島根・山口・滋賀公演
【 島根県民会館 】
定員10名程度
公演2週間前、7/25(火)17時までに要予約
料金:お子様一人あたり1,000円
【お問合せ・お申込】
ainakidあいなきっず./TEL:080-2895-3406
※8:00~17:00
LINE:@vnb1113g
【 シンフォニア岩国 】0歳児(7か月以上)~就学前
定員10名
7/28(金)までに要予約
料金:無料
【お問合せ・お申込】
シンフォニア岩国/TEL:0827-29-1600
※10:00~19:00
【 びわ湖ホール 】1歳以上、3歳以下
8/5(土)までに要予約
料金:お子様ひとりにつき1,000円
【お問合せ・お申込】
チケットセンター/TEL: 077-523-7136
※10:00~19:00(火曜休館)
★─ おすすめ 06 ─★
8月25日(金)〜27日(日)
日生劇場ファミリーフェスティヴァル2023
谷桃子バレエ団『くるみ割り人形』
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日生劇場は今年開場60周年というメモリアル・イヤーを迎えています。
「日生劇場ファミリーフェスティヴァル」は、家族で本格的な舞台芸術に気軽に触れてもらうことを目的として、日生劇場開場30周年にあたる1993年から始まりました。もう30年間続いており、親に連れられ日生劇場を訪れて劇場デビューされた方も多いのではないでしょうか。
今年は音楽劇『精霊の守り人』、舞台版『せかいいちのねこ』、そしてバレエ『くるみ割り人形』が上演されます。
谷桃子バレエ団は1949年に伝説の名プリマ、谷桃子が設立し、日本のバレエ界を牽引してきたカンパニーです。日生劇場版『くるみ割り人形』をオーケストラ生演奏とともに解説つきでわかりやすく上演します。
オーディションによって選ばれた子役が舞台に立つので、客席で鑑賞する子どもたちは舞台をぐっと身近に感じるのではないでしょうか。
2023年8月25日(金)〜27日(日)
日生劇場開場60周年記念
日生劇場ファミリーフェスティヴァル2023
谷桃子バレエ団『くるみ割り人形』〜日生劇場版〜
会場:日生劇場
開演|25日(金) 10:30 ※完売/15:00
26日(土) 10:30 ※完売/15:00
27日(日) 10:30 ※完売/15:00 ※完売
※上演時間:約2時間(休憩あり)
※3歳から入場可能
料金|大人:8,000円〜6,000円
子ども(3歳〜中学生以下):4,000円〜3,000円
詳しくは:日生劇場
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