ウルトラシリーズとクラシック音楽② 音楽家 冬木透×ウルトラマンA51話「命を吸う音」×J.S.バッハ『無伴奏ヴァイオリン・パルティータ』 シン・ウルトラマン便乗短期連載
ウルトラマンA51話「命を吸う音」
〜空飛ぶバイオリンが子供たちを襲う〜
『無伴奏ヴァイオリン・パルティータ』
思いつめた少年はこれがなくなっちゃえば……と考えて、バイオリンを叩き壊す暴挙に出ようとします。(現在の価格ではどんなに安くても新品1万円、プロバイオリニストの息子に与える品なら10万円以上してもおかしくないので間違いなく暴挙です。)
すると、バイオリンがひとりでに動き、少年を操って自分を弾かせます。この時演奏するのがバッハの『無伴奏ヴァイオリン・パルティータ』。その音はプロ顔負けでしたが、演奏を終えた少年は力が抜け倒れこみます。居合わせたバイオリン教室の友達の女の子も同じバイオリンでパルティータを弾き、やはり力を奪われ倒れこみます。
バイオリンは飛んでいき、あちこちで自分を弾かせては人々の生命エネルギーを奪い、巨大化していきます。その騒動に気づいた北斗はバイオリンを追いますが、少年の母が「あのバイオリンがあれば息子もプロバイオリニスト」といって北斗に同行し、怪バイオリンを我が物にしようとします。
巨大化したバイオリンってチェロやコンバスでは?というところは、もう多くの人からツッコミが入っています。
次のページ:〜バイオリン超獣・ギーゴン撃破〜『フルートとハープのための協奏曲』
この記事へのコメントはありません。