バレエ鑑賞初心者さん必見!バレエ公演の基礎知識やマナー、楽しみ方を解説

1.1B バレエ公演の種類~その他の公演形式

バレエ公演はプロのバレエ団だけのものではありません。習い事としてバレエをしているダンサーや、これからプロを目指すダンサーたちの発表機会などを観に行くこともできます。

発表会

発表会は、バレエ教室において、日頃の成果を発表する場として設けられているものです。

アマチュアの舞台ですので、無料で鑑賞できる場合もありますが、ゲストダンサーとしてプロのダンサーを招いている場合は、有料になることも多々あります。

発表会の内容は、教室によってさまざま。生徒数が多い教室では、全幕バレエを上演することもあります。基本的には、小品集や全幕バレエの一幕を抜粋した場面の上演といった構成が多いでしょう。

発表会の構成例
一部:小品集(小さい子の作品集など)

二部:バレエコンサート(ソロの踊りや、パ・ド・ドゥなど、中学生以上のお姉さんたちが本格的な作品に挑戦する)
三部:全幕バレエの抜粋上演(『ドン・キホーテ』の第三幕、『白鳥の湖」の第三幕など華やかな場面が上演されることが多い)

上記の発表会の構成は、筆者が通うバレエ教室のものです。出演者の数など、年によって異なることもありますが、基本的には上記のような三部構成で上演されます。

全幕バレエやガラ公演は、基本的に都市部での上演がほとんどですが、発表会はどこに住んでいても観る機会があるため、親しみやすいバレエ公演といえます。

そのほかのバレエ公演

上記で紹介したもの以外には、下記のような公演・作品形態があります。

【 コンクール 】
バレエにおける大会のようなもの。多くのコンクールではVa(バリエーション、ソロの踊りのこと)に対して点数や順位が付けられる。大きなコンクールでは、パ・ド・ドゥやコンテンポラリー作品が審査対象になることもある。
【 コンテンポラリー 】
コンテンポラリーとは、現代的な作品という意味。洗練された様式に沿ってストーリーを描くことが多い古典・クラシックバレエに対し、様式にとらわれず、抽象的な作品も多い。クラシック作品を上演するバレエ団がコンテンポラリーを上演することもあれば、コンテンポラリーだけをレパートリーとするバレエ団もある。

1.2 チケットの取り方、公演情報の調べ方

バレエ公演は、「チケットぴあ」や「e+(イープラス)」などのチケット販売サイトで情報収集やチケット購入をすることができます。

そのほかには、主催団体の公式HPや、国内バレエ団であればバレエ団の公式HPからも購入可能です。

また、公演が行われる会場でチケットの販売を行っていることもあります。その場合は、電話や販売窓口で購入できます。

少し難易度が高いですが、バレエ団によってはダンサーに連絡をしてチケットを取り次いでもらうことも可能です。近年は、InstagramなどのSNSで「〇〇公演のチケット取り次ぎます」といったダンサーの投稿もよく見かけます(取り次ぎを行っているかどうかは、事前に確認しましょう)。

当サイト「オペラハーツ」でも、関東を中心におすすめのバレエ公演を紹介しています。

いずれにしても、人気の公演は販売開始後、良い席からどんどん売れてしまいます。
情報サイトや各バレエ団公式HPの公演情報をチェックして、気になる公演は早めの手配を心がけましょう

1.3 バレエ鑑賞初心者さんにおすすめの公演形態・作品

先ほど、バレエ公演には「全幕バレエ」「ガラ公演」などがあるとご紹介しました。

個人的には、全幕バレエから始めるのがおすすめです。

先ほど申し上げたことと重複しますが、全幕バレエはストーリーが分かりやすく、衣装やセットも豪華なので、バレエの魅力を存分に楽しめるからです。

特におすすめなのは、下記3作品。
人気の演目なので、シーズン中(通常9月〜翌年7月頃)に必ずどこかのバレエ団が上演していますよ。

バレエ鑑賞初心者さんにおすすめの作品
『くるみ割り人形』
クリスマスのお話。12月〜翌年1月にかけて上演されることが多い。
『ドン・キホーテ』
スペインが舞台の明るく楽しい作品
『ロミオとジュリエット』
シェイクスピア原作の悲劇。ストーリー性が高く、泣けるラブストーリー。

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バレエ公演を楽しむために〜マナーや持ち物〜

バレエ歴21年・とあるバレエ教室の現役生徒のまいです! 大好きなバレエの魅力や作品についてご紹介していきます♩

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