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プレビュー:ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『Sweet Mambo』11月27日(木)〜30日(日) 彩の国さいたま芸術劇場大ホール

ピナの最晩年の作品 日本初演

左 photo by Karl-Heinz Krauskopf     右 photo by Oliver Look

8年ぶりの来日となるピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団。2009年にピナ・バウシュが急逝してからもカンパニーは活動を続けています。今回、ピナの最晩年の作品である『Sweet Mambo』が上演されます。日本初演です。

初演時に参加している初期メンバーが出演

演劇的要素を取り入れて表現するタンツテアターの手法を用いて作品を創作し続けた20世紀を代表する振付家、ピナ・バウシュ。ヴッパタール舞踊団を率いて次々と作品を発表していましたが、2009年に急逝してしまいました。けれどもカンパニーは活動を続け、来日公演も実施しています。

8年ぶりの来日で上演するのはピナの最晩年作『Sweet Mambo』です。2008年に初演されたこの作品、今回は、カンパニーの初期からピナと共に活動してきて初演も踊ったダンサーが7名も舞台に登場します。

舞台上で語られる言葉にも耳を傾けて

左 photo by Ulli Weiss ©Pina Bausch Foundation    右 photo by Evangelos Rodoulis

この作品を2022年にドイツで再演した際、ピナ没後に初めてカンパニーに新作を振り付けたアラン・ルシアン・オイエンをアーティスティック・ディレクターに迎えました。ピナ亡きあとにも彼女の遺志を踊り継ぐ初演時のダンサーも加わり、彼と共にピナがこの作品で問いかけたことを改めて見つめ直したそうです。その再演がいよいよ日本でお披露目されます。日本では待望の初演となります。

上演中、何度かダンサーから問いかけられたり語りかけられたりします。「忘れないで」というような短いけれどたくさんの感情がこもった言葉にも注目しましょう。

今回、カンパニーに所属している瀬山亜津咲がリハーサル・ディレクターとして参加していることから、もしかしたらダンサーは日本語で語りかけてくれるかもしれませんね。


ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『Sweet Mambo』
公演日程
埼玉公演
11月27日(木) 19:00
11月28日(金) 19:00
11月29日(土) 15:00
11月30日(日) 15:00 
会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
チケット料金:12,000〜5,000円

詳しくは:彩の国さいたま芸術劇場

京都公演
11月21日(金)19:00
22日(土)15:00
会場:ロームシアター京都 メインホール
チケット料金:12,000〜8,000円

詳しくは:ロームシアター京都

エディター・ライター 出版社勤務を経てフリーランスのエディター、ライターとして活動中。 クラシック音楽、バレエ、ダンスを得意ジャンルとする。

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