プレビュー:英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン『くるみ割り人形』2月16日(金)~公開 英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2023/24
2024年2月16日(金)~2月22日(木) TOHOシネマズ 日本橋ほか1週間限定公開
『くるみ割り人形』
世界トップカンパニーの『くるみ割り人形』
クリスマスにふさわしいファンタジー
ライブではなかなか経験できない
世界最高峰の『くるみ割り人形』をスクリーンで
英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン、第2弾はバレエの『くるみ割り人形』です。
昨年12月12日にコヴェント・ガーデンで上演された舞台が上映されます。
世界のトップカンパニーは日本に来日し引越公演を行いますが、『くるみ』が上演されることはほぼありません。『くるみ』はどこのカンパニーも12月に自分の本拠地で、地元のファンのために上演しています。ですから今回の『くるみ』上映は、実は日本にいながら英ロイヤル・バレエ団の『くるみ』を鑑賞できる貴重な機会なのです。
英ロイヤル・バレエ団の『くるみ』はピーター・ライト版で、クリスマスらしくファンタジックでキラキラ感満載です。第1幕のネズミと兵士との戦いから雪の精の登場、そして第2幕での達者なダンサーたちによるディヴェルティスマンの数々、クライマックスの金平糖の精と王子のグラン・パ・ド・ドゥまでなめらかな流れで展開し、まさにおとぎ話の世界で現実を忘れさせてくれる魔法にかかったかのようです。
フレッシュなクララとくるみ割り人形のペア
日本人ダンサーも大活躍
金平糖の精はアナ・ローズ・オサリヴァンとマルセリーノ・サンベのペアが踊ります。二人はロイヤル・バレエ・スクールの同級生だそうで、安定した品格のある踊りで二人が踊ると舞台が引き締まります。
今回、目を引くのは、クララのソフィー・アルナットとハンス・ピーター/くるみ割り人形のレオ・ディクソンの二人。とても若々しく好感が持てます。特にネズミとの戦いのち二人で踊るシーン、とてもしなやかで美しいです。音楽も丁寧に演奏され引き込まれます。二人はこのシネマ・シーズンでは今作がスクリーン・デビューだそう。
さらに別公演では金平糖の精を踊った佐々木万璃子が第1幕の人形劇の場面でヴィヴァンデールを、さらに第2幕の花のワルツのリードを踊っています。目を引く彼女は、今春には『白鳥の湖』でオデット/オディールデビューが予定されているそう。ロシアの踊りでは中尾太亮、ドロッセルマイヤーの弟子で五十嵐大地が出演しているので彼らにもぜひご注目ください。
普段バレエを見ない人でも『くるみ割り人形』はかなり深く楽しめます。めくるめく舞台転換、美しい演出、そしてなによりも極上のチャイコフスキーの音楽で、しばしうっとりとファンタジーの世界を楽しんでください。
『くるみ割り人形』はクリスマス限定上演の「季節もの」のような存在になっていますが、音楽含め非常にハイセンスな作品であることがわかるでしょう。
2/16(金)~2/22(木) TOHOシネマズ 日本橋ほか1週間限定公開
英国ロイヤル/オペラ・ハウス シネマシーズン2023/24
『くるみ割り人形』
開演
各劇場による
チケット料金
一般・シニア 3,700円
学生・小人 2,500円
詳しくは:東宝東和
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