新国立劇場オペラ『愛の妙薬』5月16日(土)〜27日(水) 新国立劇場オペラパレス

ハッピーオーラ全開キュートな恋の物語

内気な青年の恋が実ったのは愛の妙薬のおかげ? あらすじ
19世紀のバスク地方を舞台に繰り広げられる楽しいラブストーリーです。権力者や宮廷、上流階級の人は出てきません。素朴な村の貧しい青年ネモリーノが同じ村の娘アディーナに恋をします。ライバル登場でうまくいかないのかな、と思わせ最後はハッピーエンド。『連隊の娘』、『ドン・パスクワーレ』と共にドニゼッティのオペラ・ブッファ(喜劇オペラ)の傑作です。
内気な貧しい青年ネモリーノは農場主の娘アディーナに恋をしますが、告白できずにいます。守備隊のベルコーレ軍曹が自信たっぷりにアディーナを口説き始めます。そんなところに怪しい薬売りのドゥルカマーラ博士がどんな恋も叶う「愛の妙薬」(実はただの安ワイン)を売りにやってきて、ネモリーノは信じて買ってしまうのです。薬を飲んだネモリーノは急にはじけて振る舞いが変わってしまい、アディーナは傷つき戸惑い、思わずベルコーレの求婚を承諾してしまいます。
めげないネモリーノはさらに愛の妙薬が欲しくなり、そのために軍隊に入隊しますが、その後叔父の遺産を相続したことで急に女性たちの注目を集めます。その様子を見てようやくアディーナは自分の本当の気持ちに気づき、ネモリーノの入隊契約を買い戻して彼を自由にします。最後に二人は村人たちに祝福されてめでたく物語は終わります。
初心者におすすめ
美しいメロディもいっぱい

シンプルなお話なので誰でも共感し、物語に没入できます。
シンプルが故に普遍性があり、現代の私たちにも共感できるところがこの作品の魅力です。さらに、ドニゼッティは田舎の村で生まれた小さな恋にとてつもなく美しいメロディをつけました。
よく知られたアリアが出てきます。特に物語の終盤、アディーナが自分のことを好きでいてくれると気づいたネモリーノが感激して歌うアリア「人しれぬ涙」は、テノールの代表的なアリアとしてあまりにも有名です。
新国立劇場のプロダクション、チェーザレ・リエヴィ版はとてもカラフル!
色の洪水、実物大の小型飛行機も登場し、明るく楽しいラブコメの要素が強調されています。
アディーナとドゥルマカーラ役の歌手が初登場

アディーナにはイタリア出身のライジングスター、フランチェスカ・ピア・ヴィターレが新国立劇場に初登場します。怪しい薬売り、ドゥルマカーラはマルコ・フィリッポ・ロマーノ、彼も新国立劇場初登場です。ネモリーノには2022年『椿姫』のアルフレードを歌ったマッテオ・デソーレ、ベルコーレには2022年『ドン・ジョヴァンニ』のタイトルロール、2023年『シモン・ボッカネグラ』のパオロで出演したシモーネ・アルベルギーニが登場します。主要キャスト全員イタリア出身です。
指揮は新国立劇場初登場となるマルコ・ギタリーニです。
写真:新国立劇場「愛の妙薬」より 撮影:三枝近志
公演情報
5月16日(土)14:00
5月20日(水)19:00
5月23日(土)14:00
5月27日(水)14:00
会場: 新国立劇場オペラパレス
チケット料金:26,400〜1,650円
詳しくは:新国立劇場










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