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プレビュー:2022年6月1(水)〜5日(日) K-BALLET COMPANY カルメン

K-BALLET COMPANY「カルメン」


K-BALLET COMPANY「カルメン」

バレエで紡ぐドラマティックな心理劇、おとぎ話でない大人のバレエ

2014年、K-BALLET COMPANY創立15周年記念として熊川哲也が演出・振付したグランド・バレエ「カルメン」。人気が高くDVDにもなっています。この作品が今回3年ぶりに上演されます。

舞台は1800年代前半、スペイン。真面目な竜騎兵の伍長であるドン・ホセが、自由奔放なジプシーのカルメンと出会い愛に堕ちていく……ファム・ファタール(運命の女)に出会ってしまったが故の男の悲劇は、オペラで大変有名な作品です。

これまでにも多くの振付家がビゼーの曲を使い『カルメン』をバレエ化してきました。オペラと比べてみるとカルメンの官能性と、ホセの情けないけれど「男前」という部分が際立っています。
熊川版の『カルメン』でもホセは「男前」で、はじめはかっこいいです。だからこそバレエでの『カルメン』は翻弄され破滅していくホセの姿が強烈なのです。

熊川版では、当然セリフや歌がないのにもかかわらず、非常に演劇的な印象を受けます。
それはカルメンであれば、刹那的で気まぐれ、感情のままに行動し男を振り回す気性。ホセであれば最初はスリリングな気持ちの駆け引きをしていたものの、次第に去っていこうとするカルメンに執着しすがりつく惨めさ。
そういった二人の心の動き、感情をすべてステップ、顔の表情、身体のラインで表現しているからです。丁寧に心の動き、変化をステップで見せるバレエの表現方法を存分に楽しめます。

今回は、4キャストで7公演が行われるのですが、怪我のために一度引退した浅川紫織がカルメン役でキャスティングされていることが大きな話題となっています。
怪我を乗り越え、成長して戻ってきた浅川は、演じるのが難しいカルメンに深みを与えてくれることでしょう。
演劇やオペラとは異なる、バレエが表現するドラマをぜひ体験してください。


6月1日(水)~6月5日(日)
会場:Bunkmaura オーチャードホール

開演:6月1日(水)14時
6月2日(木)14時、18時30分
6月3日(金)14時
6月4日(土)13時、17時30分
6月5日(日)13時
開場は開演の45分前
チケット料金:6000円〜15000円

詳しくは:K-BALLET COMPANY公式HP


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エディター・ライター 出版社勤務を経てフリーランスのエディター、ライターとして活動中。 クラシック音楽、バレエ、ダンスを得意ジャンルとする。

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