【ランメルモールのルチア あらすじ】引き裂かれる恋人、悲劇の実話…!(2022/9/27 公演情報追記)
恋に悩んでいる、恋をしている、恋したい方にお薦めするオペラを紹介します。
「ランメルモールのルチア」ってオペラ知らないわ、、、
実は、名作なのです。名曲もたくさんあります。ぜひ、これをきっかけに興味を持って、悲劇のオペラ「ランメルモールのルチア」を観劇して感動してください。
そして、恋に悩んでいる方は、恋の傷を癒してください。
ランメルモールのルチア あらすじ
ランメルモールのルチアのあらすじを知れば、ステキなオペラの世界に浸れます!これから紹介するあらすじを読んで、ぜひ、オペラの世界を楽しみましょう。
この物語は17世紀に起こりました。場所は、スコットランドのランメルモール(ラマムア)地方です。政略結婚による実話をもとに、今もなお継承され続けています。
ランメルモールのルチア あらすじ
✳︎ 第1幕 ✳︎
エンリーコの城内。城内の侵入者を探すノルマンノのもとに、ランメルモールの領主、エンリーコ・アシュトン(ルチアの兄)が現れます。エンリーコは、財産とアシュトン家を守るために、ルチアの結婚を願っていますが、ルチアが結婚を承諾しないことに不満を隠せません。
ノルマンノはエンリーコに、「エドガルドとルチアが密かに愛し合っている」と伝えます。レーヴェンスウッドの家系のエドガルドは、アシュトン家のエンリーコと先祖代々の敵対関係です。エンリーコは、ルチアが愛するエドガルドに腹を立てます。
城内の泉がある庭で、ルチアは付き添い役のアリーサと、エドガルドが来るのを待っています。そして、この城の歴史(都市伝説)を話します。「この庭には、嫉妬によって殺された亡霊が現れる」と。ルチアが、恐ろしい亡霊の情景を話すと、アリーサは「なんて恐ろしい。エドガルドを愛することをやめるように。」と忠告します。しかし、ルチアは、エドガルドへの想いをロマンチックに歌います。
エドガルドが現れると、彼はルチアに、スコットランドを守るために急遽フランスに行くこと、そして、「エンリーコに、親が殺された。」と告げます。ルチアは兄のエンリーコを憎みます。エドガルドは「必ず戻ってくる。」と、ルチアに婚約をし、指輪を交換します。
ランメルモールのルチア あらすじ
✳︎ 第2幕 ✳︎
エンリーコは財産を守り、エドガルドをルチアから引き離すために、お金持ちなアルトゥーロとルチアの政略結婚をもくろみます。そして、エドガルドを偽る手紙を書きます。偽の結婚契約書にサインされたエドガルドの署名を見たルチアは、驚き混乱します。そしてエンリーコは、アルトゥーロと結婚するよう説得します。家庭教師のライモンドも、ルチアへの説得をします。
ルチアは、悲しい想いを抱きながらも、アルトゥーロとの結婚を受け入れることとなります。城内の式場でアルトゥーロが待っている中、悲しみを抱えたルチアが現れ、結婚契約書にサインをします。するとエドガルドが登場します。エドガルドは、ルチアとアルトゥーロの結婚契約書のサインに、激怒。ルチアから指輪を奪い捨てます。式場の一同が混乱した状態で幕を閉じます。
ランメルモールのルチア あらすじ
✳︎ 第3幕 ✳︎
エンリーコに破壊された城に戻ったエドガルド。エンリーコがやってくると、「ルチアはアルトゥーロと夜を共にしている。」と語ります。両親を殺されたエドガルドはエンリーコと決闘の約束をかわします。祝宴が行われるエンリーコの城内では、ライモンドが「ルチアがアルトゥーロを刺し殺した。」と告げます。現れたルチアは、エドガルドを想い続ける「狂乱のアリア」を歌います。そして、エンリーコが戻ってきた果てに、ルチアは自害します。
一方エドガルドは、両親の墓地でエンリーコを待ちます。すると、ライモンドが現れ、「ルチアも自害した。彼女はこの地球上にいない。」とエドガルドに伝えます。悲しみに浸ったエドガルドは、自分の剣で自らを刺し、幕を閉じます。
ランメルモールのルチア 登場人物
ランメルモールのルチア 作曲家
ガエターノ・ドニゼッティ
(3ページ目で詳しくご紹介→ランメルモールのルチア 作曲家)
ルチアの性格
愛する人(エドガルド)に一途で、亡霊の歴史(都市伝説)も恐れない。政略結婚の相手を刺してでも自分の愛を貫き、エドガルドを命を絶つ最後まで想い通す。
エドガルドの性格
ルチアを愛している。ルチアの兄エンリーコに両親を殺されてもルチアと婚約するが、ルチアの政略結婚により失望する。ルチアが自害したことを知ると、ルチアに会うために天へ追いかけるように命を絶つ。
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