桑原志織さんピアノ・リサイタルを終えて


2022年3月30日紀尾井ホールにてリサイタルを開催したピアニストの桑原志織さん。公演を終えての感想をいただきました。


◆第16回アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノマスターコンクール(イスラエル)日本人史上最高位2位受賞後初のリサイタルはいかがでしたか。

桑原:今までも国内外で何度もリサイタルをさせていただきましたが、今回が最も印象深いステージとなりました。紀尾井ホールさんは素晴らしいホールで、2017年度『紀尾井明日への扉』に出演して以来、様々な経験を経て、5年ぶりに戻ってまいりました。再びこちらでリサイタルができた事を、とても嬉しく思っています。

◆今回のプログラムは、最愛の曲、リストのソナタロ短調を含む4曲でしたが、どのような想いでプログラミングをされましたか。

桑原:イスラエルでミサイル戦禍におののく非日常の中、目には見えないけれど、確かにある音楽の力に助けられました。今回は、そんな音楽の持つエネルギーや祈りやエールを演奏に込めて、ホールを満たせるようなリサイタルにしたいと思い、プログラミングしました。

◆最愛の曲リストソナタの魅力を教えていただけますか。

桑原:優れたピアニストであったリストが、ピアノという楽器の音色や表現の可能性を極限まで追求した作品です。人智を超えた神話の世界を描くようなスケール感に、いつも憧れ続けています。

◆何か発見はありましたか?

桑原:本番は一回限り、だからこそ尊いと思います。

◆見に来てくださった方に一言いただけますか。

桑原:年度末のお忙しい中、ご来場いただきありがとうございました。お集まりくださった皆様に心から感謝申し上げます。これからも応援していただけたら何より嬉しく存じます。


☆*:.。. 速 報 .。.:*☆

マエストロ小林研一郎、
魂で紡ぐチャイコフスキー協奏曲&《悲愴》交響曲
2021年ルービンシュタイン国際ピアノコンクール日本人史上最高位入賞、桑原志織が初共演!

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2022年9月23日(金)
日本フィル杉並公会堂シリーズ
炎のマエストロ、渾身のチャイコフスキー

開演:15時
会場:杉並公会堂 大ホール
指揮:小林研一郎 ピアノ:桑原志織
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

<チャイコフスキー・プログラム>
ピアノ協奏曲第1番変ロ長調作品23
交響曲第6番ロ短調作品74《悲愴》

《チケット》6月下旬発売予定 3100円~5300円
詳細は、杉並公会堂ホームページにて6月上旬までに発表

桑原志織|くわはらしおり
1995年東京生まれの26歳。東京藝術大学を経て、2018年からベルリン芸術大学で学んでいる。
2014年に日本音楽コンクールで第2位となったほか、マリア・カナルス国際音楽コンクール(2016)、ヴィオッティ国際音楽コンクール(2017)、ブゾーニ国際ピアノコンクール(2019)でそれぞれ第2位に入賞、2021年にはルービンシュタイン国際ピアノコンクール(※1)にて2位を受賞と活躍が続く。
これまでに、日本フィル、新日本フィル、東京フィルなど主要オケと共演。
伊藤恵、クラウス・ヘルヴィッヒの各氏に師事。

ルービンシュタイン国際ピアノコンクール
Arthur Rubinstein Piano Master Competition

ピアニスト桑原志織オフィシャルホームページ


※1 ルービンシュタイン国際ピアノコンクール
イスラエルのテルアビブで3年毎に開催される国際ピアノコンクール。偉大なピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン(※2)を記念している。
ユニークなのは課題曲が廃されているところ、ただし室内楽と協奏曲は選択リストから選ばないといけない。
桑原さんは第16回(2021年)コンクールで2位に入賞した。ファイナルでは、シューマンのピアノ五重奏曲、およびベートーヴェンとラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏

※2 アルトゥール・ルービンシュタイン
1887-1982 ポーランド出身、20世紀を代表するピアニスト。特にショパンの演奏に対しての評価が高い


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