『キエフ・バレエ・ガラ2022』開催直前&12〜1月来日公演の発表記者会見(2022年7月14日)
『キエフ・バレエ・ガラ2022』開催直前&12〜1月来日公演の発表(2022年7月14日)
舞台写真|光藍社公式ホームページより
キエフ・バレエが日本でのガラ公演のために来日した。7月15日~8月9日にかけて行われるツアー初日の前日に、前橋市のベイシア文化ホールにて記者会見が行われた。
登壇したのはバレエ芸術監督のエレーナ・フィリピエワ、バレエ副芸術監督の寺田宜弘、プリンシパルのアンナ・ムロムツェワ、同じくプリンシパルのニキータ・スハルコフの4名。ロシアのウクライナ侵攻が始まり公演は中止の方向で動いていたが、メンバーの要望があり実現したという。
カンパニーのメンバーの多くはドイツ、イタリア、オランダ等、西ヨーロッパに避難しており、連絡を取り合って来日することができた。全国16都市で20公演が行われる。ロシアの侵攻後、カンパニーとしての海外公演は今回が初となる。
なお、この冬の来日公演から「キエフ・バレエ」は「ウクライナ国立バレエ」、「キエフ・オペラ」は「キエフ国立歌劇場」と日本での名称を改める。
ベイシア文化ホール(群馬県民会館)での記者会見
なぜ記者会見の会場が前橋市のベイシア文化ホールだったのか。それは翌日がツアー初日でありその会場がベイシア文化ホールだったからだが、背景には前橋市と公益財団法人まちづくり公社がキエフ・バレエを支援しているという事情があった。
前橋市と公益財団法人まちづくり公社は、キエフ・バレエを招いて日本ツアーの初日公演をベイシア文化ホールで行うほか、約2週間、リハーサルの場所と滞在するホテル、食事を提供した。ウクライナ支援をこのように具体的な形で実現させた行動は、キエフ・バレエのメンバーの励みとなったに違いない。
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