【人気】オペラ「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」を知って、本物の愛を体験しよう
荒川静香さんのイナバウアーでお馴染みの曲「誰も寝てはならぬ」(オペラ:トゥーランドット)。1人の男性が、心を閉ざしたトゥーランドット姫に一目惚れし、命を掛けて、愛を貫きます。
そして、トゥーランドット姫の心を愛で開き、愛に目覚めさせる物語。命をかけた愛をオペラで体験して感性に磨きをかけよう!
先読みですぐに分かる『トゥーランドット』
中国の北京で、冷たい心をもつトゥーランドット姫は、3つの謎を解いたものを夫にすると宣言します。これまでにこの謎を解いたものは存在せず、皆、首を切られていました。
そんな中、トゥーランドット姫に一目惚れしたカラフ(ダッタン国の王子)は、死と隣り合わせに3つの謎全てを解きます。
しかし「妻にはならない」と断言するトゥーランドット姫に、カラフは「私の名前を解いたら私は命を捧げる」と約束するのでした。
そして、トゥーランドット姫は、愛を知り、カラフの名を「愛」と答え、愛に目覚めます。2人が結ばれて幕を閉じます。
『トゥーランドット』はどうやってできた?
現在も受け継がれている『トゥーランドット』とは別に、トゥーランドットを作曲した作曲家は12人もいたと言われています。そんな中この世に名を馳せたのは有名なオペラを数々残したプッチー二です。
トゥーランドット完成前、プッチーニは癌の病と闘っていました。『トゥーランドット』で召使いリューが愛のために自害するシーンまで書き上げ、プッチーニはこの世を去ります。
しかし、その後のシーンのスケッチは残されていました。
作曲:プッチー二
原作:カルロ・ゴッツィ『トゥーランドット』
台本:レナート・シモーニ、ジュゼッペ・アダーミ
初演:1926年4月、スカラ座(ミラノ)
構成:3幕
上演時間:約2時間
『トゥーランドット』の登場人物
主な中心人物は4人です。その他、トゥーランドット側に父親、大臣や役人が登場します。
トゥーランドット姫:中国の皇女
カラフ:ティムールの息子(ダッタン国の王子)
ティムール:ダッタン国の元国王。
リュー:若い娘。カラフに恋する召使い。
中国皇帝アルテゥーム:トゥーランドット姫の父親。
ピン:皇帝に使える大蔵大臣
ポン:皇帝に使える内大臣
パン:皇帝に使える総料理長
オペラ『トゥーランドット』へようこそ
カラフやリューの愛が真っ直ぐに伝わってくるオペラです。絶対的に届かないと思われる愛ですが、愛を貫くカラフ、愛で自分の命を犠牲にするリュー。トゥーランドット姫は生まれて初めて、その愛を実感し、冷たい心に愛を灯します。
あなたは、カラフやリューのような真っ直ぐな愛を抱いたことがありますか?ストーリーと一緒に、本当の愛とは何かを考えてみましょう!
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