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バレエ界の巨匠 ジョン・ノイマイヤーの軌跡|ノイマイヤー作品の最新上演情報も

5. 2015年京都賞受賞、日本文化とノイマイヤー

2015年、ノイマイヤーは「京都賞」を受賞しています。

京都賞は、科学や技術、思想・芸術の分野に大きく貢献した方々に贈られる日本発の国際賞です。

引用:https://www.kyotoprize.org/

ノイマイヤーと日本文化の関わりは深く、先述のノイマイヤーの師 ジョン・J・ウォルシュが能や歌舞伎といった日本文化に触れたことをきっかけに、1986年の初来日に際しては能を鑑賞するなど、長年にわたり日本文化に親しんできました。

ノイマイヤーの出世作となった『俳句』や東京バレエ団のために制作した『月に寄せる七つの俳句』など、日本文化を題材にした作品も多く制作しています。

▼ ノイマイヤー 京都賞受賞インタビュー

6. ノイマイヤー作品の上演情報ー23年4月東京バレエ団『スプリング・アンド・フォール』

現在、日本でノイマイヤー作品を観られる、2023年4月28日(金)〜30日(日)東京バレエ団公演が行われています。

ノイマイヤーが1991年に制作した『スプリング・アンド・フォール』が上演されます。(初演1991年、ハンブルク・バレエ団)

アントニン・ドヴォルザーク作曲の『弦楽セレナーデ』にのせて踊られる『スプリング・アンド・フォール』は、筋書きのない抽象的な作品です。

7人の女性ダンサーと10人の男性ダンサーによって踊られます。

▼上野の森バレエホリデイ2021より 東京バレエ団「スプリング・アンド・フォール」

本公演では、金森穣の『かぐや姫』やジェローム・ロビンズの『イン・ザ・ナイト』も上演されます。

今回の『かぐや姫』は、2021年に初演された『かぐや姫』第1幕に続く、『かぐや姫』第2幕で、世界初演となります。

【公演情報】

日程:2023年4月28日(金)〜4月30日(日)
会場:東京文化会館(上野)
上演作品:『かぐや姫』、『イン・ザ・ナイト』『スプリング・アンド・フォール』
チケット料金:S席13,000円〜E席3,000円

詳しくは:NBS

東京バレエ団とノイマイヤー

ジョン・ノイマイヤー『月に寄せる七つの俳句』
東京バレエ団2009年公演の紹介
NBS


ノイマイヤーは、東京バレエ団のためにいくつかの作品を創作しています。

代表的な作品は、1989年初演の『月に寄せる七つの俳句』です。

松尾芭蕉、小林一茶などが「月」を題材に詠んだ俳句7つを集め、バレエで俳句の世界観を表現しています。

音楽は、アルヴォ・ペルトのほか、バッハの音楽が使われています。バッハの曲を使用したのは「芭蕉」と「バッハ」の響きが似ていること、松尾芭蕉とバッハが同時代を生きており、同じ月を眺めていたことなどが理由とノイマイヤーは語っています。

【東京バレエ団が踊るノイマイヤー作品】

 

  • 『月に寄せる七つの俳句』
  • 『時節(とき)の色』
  • 『スプリング・アンド・フォール』
  • 『椿姫』
  • 『ロミオとジュリエット』

参考:https://thetokyoballet.com/repertory/John-

7. まとめ

バレエ界の巨匠 ジョン・ノイマイヤーについて、経歴や作品の特徴を解説しました。

ノイマイヤー作品は、いつも私たちに人間の表現・動きの可能性、新しい解釈を与えてくれます。

2023年4月には、日本のバレエ団でノイマイヤー作品をレパートリーとしている東京バレエ団が『スプリング・アンド・フォール』を上演します。

ぜひ会場に足を運び、ノイマイヤーが贈る叙情的な世界を楽しみましょう。

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バレエ歴21年・とあるバレエ教室の現役生徒のまいです! 大好きなバレエの魅力や作品についてご紹介していきます♩

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