バレエ『真夏の夜の夢』(A Midsummer Night’s Dream)のあらすじや登場人物を分かりやすく解説!
5. バレエ『真夏の夜の夢』近々の舞台
2023年に上演されるバレエ『真夏の夜の夢』の舞台をご紹介します。
新国立劇場バレエ団(4月29日〜5月6日)
2023年4月29日(土・祝)〜5月6日(土)にかけて、新国立劇場バレエ団による『シェイクスピア・ダブルビル』にて、『マクベス』と『夏の夜の夢』が上演されます。
2023年4月29日(土・祝)〜5月6日(土)
新国立劇場バレエ団『シェイクスピア・ダブルビル』
マクベス〈新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演〉
夏の夜の夢〈新制作〉
会場:新国立劇場 オペラパレス
開演
4月29日(土・祝) 14:00
4月30日(日) 14:00
5月2日(火) 19:00
5月3日(水・祝) 14:00
5月4日(木・祝) 14:00
5月5日(金・祝) 14:00
5月6日(土) 14:00
★ チケット料金
13,200円〜3,300円
詳しくは:新国立劇場バレエ団
6. まとめ
オベロンとパックが使った魔法の花は、パンジー(サンシキスミレ)とされています
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
一見複雑そうに思えるストーリーも、登場人物を事前に整理しておくと楽しく観劇できます。
ぜひ本記事をきっかけにバレエ『真夏の夜の夢』を観劇し、文化的に裕福な気持ちを味わってみてくださいね。
7. 『真夏の夜の夢』関連
シェイクスピアの喜劇『真夏の夜の夢』は、バレエだけでなく舞台や映画、ゲームなど多彩な広がりを見せています。
7.1 舞台
オックスフォード・プレイハウス・カンパニーによる『夏の夜の夢』公演,1958年
出典:Wikimedia Commons
シェイクスピアの『真夏の夜の夢』は、たびたび舞台化もされています。セリフのないバレエと違い、セリフで表現できる舞台では、より『真夏の夜の夢』のストーリーが分かりやすいでしょう。
上演の機会も多いので、ぜひお近くの劇場、チケット情報など調べてみてください。
7.2 映画
『真夏の夜の夢』は映画化もされています。
1935年にアメリカで映画化されたときは、その年のアカデミー賞で撮影賞を受賞しました。1968年、1996年、1999年と幾度となく映画化され、2009年には日本でも映画化されています。
2009年の映画化では、舞台を沖縄の小島にし琉球風にアレンジ。原作に登場する「妖精パック」を琉球に伝わる精霊「キジムン」に代え、不倫の渦中で疲れながら、祖母の法事のため東京から帰省してきた主人公ゆり子を中心にドタバタラブコメディが繰り広げられます。
7.3 ゲーム 『Fate/GrandOrder』 など
ゲームの世界でもたびたび『真夏の夜の夢』のキャラクターが登場します。
近年最も有名なのは、ゲーム『Fate/GrandOrder』のオベロンでしょう。やや幼い顔立ちに蝶の羽根という出で立ちで、ゲームの中では妖精の国のナビゲーターとして活躍します。
そのほか、オベロンとタイターニア(ティターニア)は『女神転生』や『遊戯王OCG』、『パズル&ドラゴンズ』、『モンスターストライク』など世界の神話・伝承からキャラクターを引用しているゲームでよく使われています。
登場人物、ストーリーについて 参考:渡辺真弓(文・監修)瀬戸秀美(写真)『名作バレエ70監修入門』
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