プレビュー:2023年5月19日(金)〜21(日) 東京バレエ団『ジゼル』東京文化会館
2023年5月19日(金)〜21日(日)
東京バレエ団
『ジゼル』
オーストラリア公演を前に
万全の仕上がりを日本で披露
久しぶりの海外公演
東京バレエ団は、なんと1966年から海外公演に取り組んできており、すでに32カ国155都市で775公演を実施するという大変な実績があります。
ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、英国ロイヤル・オペラハウス等、錚々たる歌劇場に招かれているのです。
Arts Centre Melbourne(オーストラリア)
しばらくコロナ・ウィルスの影響で海外公演はできずにいましたが、第35次海外公演として初めてオーストラリアのメルボルン・アーツ・センター(州立劇場)で『ジゼル』を上演することになりました。
ここはオーストラリア・バレエ団の本拠地です。2023年のシーズンプログラムとして、東京バレエ団は7月14日から22日まで全11回の公演を行います。
オーストラリア・バレエ団芸術監督
デヴィッド・ホールバーグ
芸術監督:デヴィッド・ホールバーグ ©︎Pierre Toussaint
デヴィッド・ホールバーグはアメリカン・バレエ・シアターのプリンシパル、さらにボリショイ・バレエ団で初の西側出身のプリンシパルとして長らく活躍してきました。現在はオーストラリア・バレエ団の若き芸術監督として精力的に活躍しています。
彼は東京バレエ団公演にゲストとしてたびたび来日しています。東京バレエ団の2013年公演『ジゼル』にもアルブレヒト役で出演しており、東京バレエ団のことをよく理解しています。
2015年にはホールバーグが企画したユース・アメリカ・グランプリ主催のガラ公演「レガシー」に東京バレエ団が招かれ、アメリカ・デビューを成功させています。そういった良好な親交が積み重なり、今回のオーストラリア公演という素晴らしい機会が実現することになりました。
東京バレエ団ならではの
『ジゼル』第2幕の美しさ
©︎Kiyonori Hasegawa
ホールバーグは東京バレエ団の繊細で美しいコール・ド・バレエもしっかり目にしてきていました。そして今回の海外公演で選ばれた作品は『ジゼル』なのです。
第2幕の一糸乱れぬウィリたちのパフォーマンスは、日本人ダンサーならではの美しい幽玄の世界を舞台上に繰り広げます。息を呑む繊細で正確、そして静謐なウィリはオーストラリアの聴衆も感嘆することでしょう。
©︎Kiyonori Hasegawa
しっかり準備した『ジゼル』をオーストラリア公演の前に東京で体験することができます。現在素晴らしいダンサーが多数在籍している東京バレエ団、秋山瑛と秋本康臣、中島映理子と柄本弾、足立真里亜と宮川新大という充実の3キャストが組まれています。
オーストラリア公演が大成功となるよう応援しましょう。
2023年5月19日(金)〜21(日)
東京バレエ団
『ジゼル』
会場:東京文化会館
開演
19日(金) 19:00
20日(土) 14:00
21日(日) 14:00
★ チケット料金
13,000円〜3,000円
詳しくは:NBS
2023年7月14日(金)〜22(土)
東京バレエ団第35次海外公演
『ジゼル』
会場:Arts Centre Melbourne(オーストラリア)
開演
14日(金) 19:30
15日(土) 13:30/19:30
17日(月) 18:30
18日(火) 19:30
19日(水) 13:30/19:30
20日(木) 19:30
21日(金) 19:30
22日(土) 13:30/19:30
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