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2022年4月29日(金・祝)、4月30日(土)、5月1日(日) 東京バレエ団『ロミオとジュリエット』

2022年4月29日(金・祝)、4月30日(土)、5月1日(日) 東京バレエ団『ロミオとジュリエット』

東京バレエ団
クランコ版『ロミオとジュリエット』を初演


沖香菜子と柄本弾 photo by Yumiko Inoue

東京バレエ団は2014年にノイマイヤー版を初演しているのですが、今回新たにクランコ版の『ロミオとジュリエット』に挑戦、4月に初演します。

ジョン・クランコは、3月に来日しガラ公演を成功させたシュツットガルト・バレエ団を世界有数のバレエ団に育てた振付家です。
彼の作る作品は、ダンサーに俳優であることを求めるとても演劇性の強いもの。

クランコはドラマティック・バレエ制作の第一人者で、『オネーギン』(1965年、改訂版1967年)、『じゃじゃ馬馴らし』(1969年)などを生み出しました。
『ロミオとジュリエット』(1962年)はこれらと同じく1960年代に作られ、クランコはこれら3作品の創作でドラマティック・バレエのスタイルを確立したのです。

言葉を持たないバレエで物語を紡ぐとはどういうことなのか。わかりやすいストーリー、緻密な構成、ダイナミックで生き生きとした踊りによる人物描写等、それぞれ考え抜かれた末に結実した、バレエでしか表現できないドラマが展開されるのです。

忘れてならないのは、舞台美術と衣裳をクランコの盟友、ユルゲン・ローゼが手がけていること。
ローゼは世界中の歌劇場でオペラとバレエの舞台美術と衣裳を制作しており、クランコとのコラボレーションは、本当に色の扱い方が美しく圧巻なのです。
重厚なキャピュレット家の舞踏会、バルコニー、町の芸人の衣裳などなど、見どころばかりです。

東京バレエ団はすでにクランコ振付の『オネーギン』をレパートリーとしています。
主人公のタチヤーナを初演時に踊った、現芸術監督の斎藤友佳理は『オネーギン』を再演したいと考えているそうです。
そのステップとしてまずクランコ版の『ロミオとジュリエット』を上演するとのこと。

主役の二人には、沖香菜子と柄本弾、足立真里亜と秋元康臣、秋山瑛と池本祥真の3キャストが組まれています。それぞれにフレッシュで魅力的、3組とも鑑賞したくなります。

踊ることと演ずること、二つが合わさって生まれる奇跡のドラマティック・バレエを堪能してください。

文:結城美穂子


4月29日(金・祝)、4月30日(土)、5月1日(日)
会場:東京文化会館

開演:4月29日(金・祝)16時
4月30日(土) 14時
5月1日 (日) 14時
チケット料金:3000円〜13000円

詳しくは:NBS公式ホームページ


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エディター・ライター 出版社勤務を経てフリーランスのエディター、ライターとして活動中。 クラシック音楽、バレエ、ダンスを得意ジャンルとする。

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