プレビュー:Ballet Muses-バレエの美神2025- 10月31(金)〜11月5日(水) 東京フォーラム ホールCほか

世界のバレエ・シーンを最先端を感じる
貴重なガラ公演
2021年に復活し3回目となる「バレエの美神」公演は、現在バレエ界のトップに君臨する注目の若手ダンサーが集まり、極上のパフォーマンスを披露してくれるガラ公演です。特にロシアのダンサーが多くやってくるので、今の日本においてはとても貴重な機会といえます。
ロシアからはボリショイ・バレエ、マリインスキー・バレエ、ミハイロフスキー劇場バレエの3つのカンパニーからプリンシパルたちが集結、これに加え、ベルリン国立バレエ、イングリッシュ・ナショナル・バレエのダンサーも参加、華やかな顔ぶれが揃いました。
噂のボリショイのプリンシパル
ココレワ登場



左からアリョーナ・コワリョーワ(ボリショイ・バレエ/プリンシパル)、佐々晴香(ベルリン国立バレエ/プリンシパル) エリザヴェータ・ココレワ (ボリショイ・バレエ/プリンシパル)
特に注目を集めているのが、ボリショイ・バレエのプリンシパル、エリザヴェータ・ココレワです。現在ボリショイ・バレエの最年少のプリンシパルで、初めて日本でのパフォーマンスを披露します。ボリショイ・バレエのファースト・ソリストであるダニール・ポタプツェフと共に、A Bプログラム共通で『カルメン組曲』(A.アロンソ振付)、ほかにAプロで『ラ・シルフィード』、Bプロでは『ドン・キホーテ』からのパ・ド・ドゥを踊ります。ココレワの待望の日本デビュー、楽しみですね。
ボリショイ・バレエからはアリョーナ・コワリョーワ、アルテミー・ベリャコフという二人のプリンシパルが参加します。



左からマリア・イリューシキナ(マリインスキー・バレエ/ファースト・ソリスト)、 マリア・ホーレワ (マリインスキー・バレエ/ファースト・ソリスト)、ユリア・ルキアネンコ(ミハイロフスキー劇場バレエ/ファースト・ソリスト)
マリインスキー・バレエのプリンシパルはティムール・アスケロフが登場、そしてファースト・ソリストのマリア・イリューシキナとマリア・ホーレワの二人が参加します。プリンシパル昇格が期待されている人気の二人です。
ミハイロフスキー劇場バレエからは、プリンシパルのヴィクトル・レベデフとファースト・ソリストのユリア・ルキアネンコが参加します。



左からアルテミー・ベリャコフ(ボリショイ・バレエ/プリンシパル)、ティムール・アスケロフ(マリインスキー・バレエ/プリンシパル)、ヴィクトル・レベデフ(ミハイロフスキー劇場バレエ/プリンシパル)
さらにマリインスキーのホーレワと組んでイングリッシュ・ナショナル・バレエのフセヴォロド・マイエフスキーが登場、美しい二人はAプロで『ドン・キホーテ』『ラ・バヤデール』、Bプロで『海賊』『くるみ割り人形』と4演目も披露し大活躍の予感がします。
ベルリン国立バレエのプリンシパルペアとして、佐々春香とダヴィッド・ソアレスも参加します。佐々春香は日本出身、世界の第一線で活躍を続けるプリマ、このガラ公演は初参加となります。
演目にも期待



左からダヴィッド・ソアレス(ベルリン国立バレエ/プリンシパル)、フセヴォロド・マイエフスキー(イングリッシュ・ナショナル・バレエ/ソリスト)、ダニール・ポタプツェフ(ボリショイ・バレエ/ファースト・ソリスト)
グリゴローヴィチ振付の『愛の伝説』(コワリョーワ&ベシャコフ)、マルティネス振付の『ドリーブ組曲』(佐々&ソアレス)、ドゥアト振付の『ウィズアウト・ワーズ』(ルキアネンコ&レベデフ)などは最近日本であまり上演されない演目です。
充実した古典作品の中に置かれたこれらの作品は、とても個性があり強く印象に残ります。ぜひ注目してください。
出演者の多彩さ、ユニークさで毎回話題となるこの「バレエの美神」。今年も期待を裏切らない充実のラインナップです。期待して劇場へ行きましょう。
Ballet Muses-バレエの美神2025-
公演日程
10月31日(金)19:00(Aプログラム)
11月1日(土)13:00、17:00(Bプログラム)
会場:東京国際フォーラム ホールC
11月3日(月・祝)14:00
会場:東大阪文化創造館 Dream House 大ホール(Bプログラム)
11月5日(水)19:00
会場:愛知県芸術劇場 大ホール(Aプログラム)
チケット料金:22,000〜8,000円
詳しくは:光藍社










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