願いごとが叶う瞬間を体験できるバレエ『シンデレラ』|あらすじや振付師による違い、見どころを解説
5. シンデレラなんて、夢物語?
上記のように、シンデレラのように成功していく「シンデレラストーリー」は夢物語であり得ないと言われています。
たしかに『シンデレラ』のストーリーと同じように、ある日突然王子様に見初められて人生が変わるということは、現代においてまずないでしょう。
では、我々現代人がシンデレラから学べることは何でしょうか。
それは、逆境に負けず、明るさと前向きな気持ちを忘れないことです。
バレエ『シンデレラ』において、シンデレラは自分をいじめる継母や義理の姉たちを恨んだり、「自分は幸せにはなれない」と諦めたりせず、「王子様と踊りたい」という夢や「幸せになりたい」という前向きな気持ちを持ち続けています。
仕事や育児、家事、人間関係、恋愛に忙しい毎日では、嫌な現状を誰かのせいにしたり、「どうせ上手くいかない」とネガティブになる日もあるでしょう。
そんなときはシンデレラを思い出し、逆境に負けない前向きな気持ちを取り戻してください。
前向きな気持ちを持っていたからといって、必ずしも夢が叶ったり、幸せになれたりするわけではありません。しかし、逆に考えれば、夢が叶ったり幸せになれたりする人は、明るく前向きな気持ちを持っているはずです。
仕事、趣味、家事、育児など、現代人は多くのタスクを抱えています。「何を叶えたいか」や「幸せとは何か」は人それぞれですが、それぞれの願いごとが叶うためには、シンデレラのように逆境に負けない!という気持ちを強く持つことが大切なのではないでしょうか。
6.まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございました。
皆さんがよく知る童話『シンデレラ』は、バレエでもとても有名な演目なのです。バレエ『シンデレラ』には大きく分けて3種類の振付があり、大まかな話の流れは同じでも設定の違いによる面白さを分かっていただけたのではないでしょうか。
願いごとや夢が叶う瞬間を共有できるバレエ『シンデレラ』をぜひ生で鑑賞し、美しい踊りやプロコフィエフの音楽に陶酔してください。
『シンデレラ』では、召使いのようにこき使われているシンデレラが王子に見初められ、辛い境遇から突然、王女になるというサクセスラブストーリーにどうしても注目してしまいますよね。
しかし『シンデレラ』において重要なことは、サクセスラブストーリーではなく「辛くても清い心を失わずに謙虚に生きる人には救いがある」というものではないかと筆者は感じています。
バレエ『シンデレラ』の舞台を観劇し、文化的に裕福な気持ちを味わうとともに、心優しく笑顔で過ごせるひとときを体験してみてはいかがでしょうか。
7. 「シンデレラ」関連
シンデレラ(アマゾン・スタジオ 2021)
Amazonプライムで配信されている「現代版シンデレラ」は、王子との恋と仕事のどちらも成功させることを現代におけるシンデレラストーリーと再定義。
現代人が直面する仕事と恋愛の両立という課題に葛藤するシンデレラに共感できるという声が集まっています。
オペラ『チェネレントラ』
ジョアキーノ・ロッシーニ作曲のオペラ『チェネレントラ』は、童話『シンデレラ』をもとに作られた物語です。
ヒロインのチェネレントラ(イタリア語でシンデレラの意味)をいじめるのは継父、ガラスの靴ではなく腕輪がキーになるなど、童話やバレエ『シンデレラ』とは異なる点も多く見られます。
また、自身の指南役から「チェネレントラが花嫁候補」と伝えられた王子は、変装してチェネレントラの家に忍び込むなど行動的な一面も。
楽しくて笑えるオペラとして人気の高い作品です。
記事を読んで、シンデレラを観に行きたくなりました。
観に行きたくなりすぎて、どうしましょう
個人的には、みなとシティバレエ団のシンデレラが
観てみたいのですが…
都会に住んでいらっしゃる方が羨ましい
はぁ、観に行きたいったら
コメントをいただき、ありがとうございます!
これからも様々な作品を紹介していきますので、
楽しんでいただけたら嬉しいです