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プレビュー:ウクライナ国立バレエ『ジゼル』『雪の女王』『ドン・キホーテ』12月21日(日)、1月3日(土) 東京国際フォーラム ホールA、12月27日(土) 東京文化会館 他12月6日~28日まで全国公演

絶大な人気を誇るウクライナ国立バレエ団が今年も来日

劇場のオリジナル作品『雪の女王』、日本のファンの力で制作された『ジゼル』など3作品を披露

ウクライナ国立バレエは、困難な状況が続く中でも、海外の劇場との交流を深めたり、これまでにない作品の新制作をするなど、意欲的に活動を続けています。今年の来日公演は、オペラを含む劇場の引っ越し公演となり、バレエは、3作品を上演します。このカンパニーと心あたたまるご縁のあるゲストの出演も予定されており、年末の慌ただしいひととき、美しいバレエを楽しみましょう。

『雪の女王』は待望の再演
予習もばっちりでき、4歳から入場可能

【3分でわかる!】ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)「雪の女王」あらすじ

ウクライナ国立バレエのレパートリーとして愛されているオリジナル作品である『雪の女王』は、2023年に日本初上演されました。『スケーターズ・ワルツ』や『カヴァレリア・ルスティカーナ』の間奏曲などさまざまなクラシック音楽が使用され、全編美しいファンタジックな作品です。

鏡の破片が目と心臓に刺さってしまった少年カイは雪の女王によって連れ去られてしまいます。少女ゲルダはカイを探しにいきやっと会えたものの彼は心を閉ざしてしまっており……、というご存じアンデルセンの『雪の女王』をバレエ作品にしたものです。

美しいコールドやカイとゲルダのパ・ド・ドゥもあり、バレエとしての見どころも満載です。
この作品、全編を公開しており、見ることができます。また、漫画での紹介や、あらすじのわかる動画も公開しています。
ぜひ、予習してから実際に劇場で鑑賞してみてはいかがでしょうか。

漫画でわかる『雪の女王』

【全編無料公開 4K動画】ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)「雪の女王」

『ジゼル』と『ドン・キホーテ』はゲストにも注目

今回の来日公演で1回だけ『ドン・キホーテ』が上演されます。

2024年来日時の『ジゼル』公演でゲスト出演したボストン・バレエのプリンシパルである菅井円加と元ハンブルク・バレエ団のプリンシパルであるアレクサンドル・トルーシュが再び出演し、華のある見応え十分の『ドン・キホーテ』を披露してくれます。

ウクライナ国立バレエの『ジゼル』は2023年に新制作されました。これは、日本からの義援金によって実現したもので、とても大事に上演されています。今回、東京公演では2回上演するのですが、そのうちの1公演に、ウクライナ出身のアメリカン・バレエ・シアターのプリンシパルであるクリスティーン・シェフチェンコと英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルであるリース・クラークが登場します。

リース・クラークはイヴァン・プトロフ(元英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル)が主催したチャリティ公演「Dance for Ukraine」に参加しました。ウクライナ国立バレエが『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』をレパートリーに加えることができたのはこのチャリティ公演とクラークのおかげだそうです。今回、寺田宜弘芸術監督の出演オファーにクラークは快く応えてくれたとのこと。あたたかい気持ちになりますね。
世界的スターを主役に迎える『ジゼル』、これも見逃せません。

東京以外にも12月6日から28日まで全国各地で公演を行います。
お近くの会場での公演を見つけてぜひお出かけください。


ウクライナ国立バレエ
公演情報

『雪の女王』
12月21日(日)15:00
会場:東京国際フォーラム ホールA 
(ほか会場:12/20相模大野、12/23京都、12/24神戸)
※『雪の女王』のみ4歳以上入場可

『ジゼル』
12月27日(土) 13:00、17:30
会場:東京文化会館 大ホール
(ほか会場:12/6前橋、12/7盛岡、12/9仙台、12/10秋田、12/11水戸、12/12市川、12/13茅ヶ崎、12/14浜松、12/16甲府、12/17長野、12/28川越)

『ドン・キホーテ』
1月3日(土) 14:00
会場:東京国際フォーラム ホールA

チケット料金:SS席21000円〜D席8000円 (東京公演:オーケストラ演奏)
12/6~1/3全国公演:料金各地別(S席11000円~C席4000円など:演奏は特別録音)

詳しくは:光藍社

エディター・ライター 出版社勤務を経てフリーランスのエディター、ライターとして活動中。 クラシック音楽、バレエ、ダンスを得意ジャンルとする。

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