【人気】オペラ「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」を知って、本物の愛を体験しよう
【1幕】謎解きに敗れた王の処刑される広場で奇跡の再会
舞台は、中国の北京。紫禁城前の広場で、「3つの謎に答えられたものは、美しいトゥーランドット姫の夫となるが、間違えたものは首切りの処刑をされる」と読み上げられています。
謎解きに失敗したペルシャ王は首切りの刑にされます。
そんな混乱した広場で、敗戦により国を逃れてきたダッタンの元国王ティムールとカラフ王子は親子の再会を喜びます。ティムールはカラフ王子に、国を逃れる途中でリューが助けてくれたことを伝えます。
カラフがトゥーランドット姫に一目惚れ
トゥーランドット姫が現れると、あまりにも美しすぎるとカラフは一目惚れをします。しかし、トゥーランドット姫と結ばれることを願えば、3つの謎に失敗して首を切られてしまう可能性が高い…。
ティムールを中心に周囲は、カラフの抱く愛を止めようとします。「ここから離れよう」と促しますが、カラフは「ここが生きる場所だ。」と言い、迷いなどありません。
ピン、ポン、パンも処刑されたペルシャ王の姿を見せながら、「無理だ。このようになるぞ。」と言い、カラフを考えさせます。カラフには揺らぐ心もなく、トゥーランドット姫への真っ直ぐな愛を言い続けます。
リューが心から訴える「ご主人様聞いてください!」
Singore, ascolta! ご主人様聞いてください!
Liù non regge più! リューはもう耐えられません!
…
Liù non regge più! リューはもう耐えられません!
Ah, pietà! 哀れんでください!
リューは、これから起こることを話した上で、私は耐えられません!とカラフに訴えかけます。
カラフは、「父親と一緒に遠くへ行ってください。」とリューに言い聞かせます。リューとティムールは最後まで必死でカラフを説得しますが、カラフの思いは一向に変りません。
カラフがトゥーランドット姫を求め、決闘の鐘を鳴らす
とうとう、カラフは「トゥーランドット」と名を呼びながら鐘を鳴らしてしまいます。トゥーランドット姫の3つの謎に挑む鐘です。
皆が、もうどうにもできない思いを重ねます。ピン、ポン、パンは、カラフの死を迎え入れるように笑いあげ、幕を閉じます。
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