クリスマスシーズンの定番『くるみ割り人形』のストーリーや見どころを解説!2022年〜2023年の舞台も紹介
2. バレエ『くるみ割り人形』はチャイコフスキー三大バレエのひとつ
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出典:Wikimedia Commons
バレエ『くるみ割り人形』の音楽は、ロシアの偉大な作曲家 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーによって、1891年に作曲されました。
『白鳥の湖』(1877年完成)、『眠れる森の美女』(1888年完成)と合わせて、チャイコフスキー三大バレエと呼ばれています。
『白鳥の湖』についてはこちら↓ 作曲家チャイコフスキーの解説もあります
演奏会用組曲としても編曲されており、テレビ番組やCMでもよく使われています。
【演奏会用組曲】
- 第1曲 小序曲
- 第2曲 行進曲
- 第3曲 金平糖の精の踊り
- 第4曲 ロシアの踊り(トレパック)
- 第5曲 アラビアの踊り
- 第6曲 中国の踊り
- 第7曲 葦笛の踊り
- 第8曲 花のワルツ
第7曲の葦笛の踊りは、某携帯キャリアのCMで使われたことからも有名です。
3. 『くるみ割り人形』の原作となったE・T・A・ホフマン『くるみ割り人形とねずみの王様』
バレエ『くるみ割り人形』のストーリーは、ドイツの作家 E・T・A・ホフマンが書いた小説『くるみ割り人形とねずみの王様』をもとに作られました。
厳密には、台本制作を担当した振付家マリウス・プティパがドイツ語を解さなかったため、E・T・A・ホフマン『くるみ割り人形とねずみの王様』をフランス語に翻訳した『はしばみ割りの物語』を参考に作られています。
ちなみに「はしばみ」とは、ヘーゼルナッツの仲間の食べられる木の実で、くるみとは別物です。
E・T・A・ホフマン『くるみ割り人形とねずみの王様』については、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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