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クリスマスシーズンの定番『くるみ割り人形』のストーリーや見どころを解説!2022年〜2023年の舞台も紹介

目次

7. バレエ『くるみ割り人形』近々の舞台

2022年11月〜2023年1月にかけて行われる『くるみ割り人形』の舞台を紹介します。

『くるみ割り人形』は、ストーリーが分かりやすく、子どもやバレエ鑑賞初心者さんでも楽しめる作品です。ぜひ劇場に足を運んでみてくださいね。

※記事公開時点での情報です。変更になる可能性があります。

【松山バレエ団】
2022年10月8日〜12月11日


清水哲太郎氏、森下洋子氏 率いる松山バレエ団の『くるみ割り人形』が以下の日程で上演されます。

松山バレエ団の『くるみ割り人形』は、総代表・清水哲太郎氏による豪華絢爛な演出が魅力です。

日程(2022年)・会場公演タイトル
10月8日(土)
北とぴあ さくらホール(東京)
★マリーヌと楽しむこども
『くるみ割り人形』
10月10日(月・祝)
さいたま市文化センター 大ホール
★マリーヌと楽しむ
『くるみ割り人形』
11月23日(水)
フェスティバルホール(大阪)
『くるみ割り人形』全幕
12月4日(日)
府中の森芸術劇場 どりーむホール
★『くるみ割り人形』
オールスタークライマックスフェスティバル
12月10日(土)
東京文化会館 大ホール
★マリーヌと楽しむ
こども『くるみ割り人形』
劇場スペシャルバージョン
12月11日(日)
東京文化会館 大ホール
『くるみ割り人形』全幕

※★マークの付いている公演は全て「マリーヌと楽しむ『くるみ割り人形』」の公演です。
「マリーヌと楽しむこども『くるみ割り人形』」は、口上役(マリーヌ)による解説付きで子どもでも楽しめます。

参考:松山バレエ団
http://www.matsuyama-ballet.com/newprogram/nutcracker.html

【スター・ダンサーズバレエ団】
2022年11月26日、27日


2022年11月26日(土)、27日(日)、テアトロ・ジーリオ・ショウワにて、スター・ダンサーズバレエ団による『くるみ割り人形』が上演されます。(26日は2回公演)

クララ役は渡辺恭子さん、塩谷綾菜さん、王子役は池田武志さん、林田翔平さんのダブルキャストです。

スター・ダンサーズバレエ団の『くるみ割り人形』は、クリスマスパーティーではなくクリスマスマーケットが舞台。クリスマスマーケットに現れた人形劇小屋にクララが入っていき、その後不思議な出来事が起こります。

従来の演出とは一風変わった『くるみ割り人形』を観たい方におすすめです。

参考:スターダンサーズ・バレエ団
https://www.sdballet.com/performances/2211_thenutcracker/

【Kバレエカンパニー】
2022年12月14日〜18日、12月23日


熊川哲也氏率いるKバレエカンパニーの『くるみ割り人形』も、従来の『くるみ割り人形』と設定がやや異なります。

舞台は19世紀初め、ねずみと人形の国が争っています。ねずみの王様による呪いを解くために、少女クララが奮闘…!

熊川版『くるみ割り人形』では、マリー姫(従来の金平糖の精)と少女クララは、別々の大人のダンサーが演じます。

一流ダンサーたちの踊り・表現はもちろんのこと、豪華なセット、衣装にも要注目です。

日程(2022年)・会場備考
12月14日(水)〜18日(日)
Bunkamura オーチャードホール
15日(木)と17日(土)は2回公演
12月23日(金)
オーバード・ホール(富山)

参考:K-BALLET COMPANY
https://www.k-ballet.co.jp/contents/2022nutcracker

【東京バレエ団】
2022年12月16日〜18日、21日〜27日


東京バレエ団の『くるみ割り人形』は、イワーノフ版、ワイノーネン版に基づいた芸術監督の斎藤友佳理氏による改訂演出です。

主役、ソリストが素晴らしいのはもちろんのこと、東京バレエ団のコール・ドは、国内でも最高級の美しさ。2021年の舞台では、雪のコール・ドの素晴らしさに、途中で拍手が起きたそうです。

東京バレエ団の『くるみ割り人形』は、東京(東京文化会館)・大阪府堺市・兵庫県西宮市・長野市・岡谷市でも上演されます。お近くの方はぜひ足をお運びください!

日程(2022年)・会場備考
12月16日(金)〜18日(日)
東京文化会館
17日(土)は2回公演
12月21日(水)
フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール) 大ホール(大阪)
12月23日(金)
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール
12月25日(日)
新潟県民会館
12月26日(月)
長野市芸術館 メインホール
12月27日(火)
カノラホール(岡谷市文化会館) 大ホール(長野)

参考:NBS 日本舞台芸術振興会
https://www.nbs.or.jp/stages/2022/nutcracker/

【東京シティ・バレエ団】
2022年12月17日、18日


東京シティ・バレエ団の『くるみ割り人形』は、昭和61年から続く、クリスマスシーズンの伝統的舞台です。同バレエ団顧問の石井清子氏による構成・演出・振付となっています。

オーディションにより選ばれた子役や江東少年少女合唱団など、子どもたちの活躍にも要注目です。

東京シティ・バレエ団/ティアラ”くるみ”の会
第36回『くるみ割り人形』
2022年12月17(土)、18日(日)
ティアラこうとう(江東公会堂) 大ホール

参考:東京シティ・バレエ団
https://www.tokyocityballet.org/schedule/schedule_000855.html

【新国立劇場バレエ団】
2022年12月23日〜2023年1月3日

新国立劇場バレエ団の『くるみ割り人形』は、2017年初演のウエイン・イーグリング版です。

イーリング版は、役の設定が独特です。現実世界では子役がクララを演じるのですが、夢の世界では大人のダンサーがクララを演じ、そのまま金平糖の精へと変身します。

主役の男性は、ドロッセルマイヤーの甥・くるみ割り人形・王子と1人3役!雪の国でネズミの王様が再び現れ(従来の演出では、雪の国の前にネズミの王様が倒されることが多い)、ドロッセルマイヤーの甥をくるみ割り人形に戻すなど、1人3役の設定が巧みに使われています。

お菓子の国で繰り広げられるディベルティスマンも従来の演出とは異なります。葦笛の踊りでは「蝶々」が踊り、花のワルツの衣装は、なんとオレンジ!ピンク色の衣装が使われることの多い花のワルツの中ではかなり特徴的です。

新国立劇場バレエ団の『くるみ割り人形』は、クリスマス前〜年始にかけて上演されます。クリスマスデートやお正月のお出かけにもおすすめです!

新国立劇場 バレエ
『くるみ割り人形』
2022年12月23(金)〜2023年1月3日(火)
新国立劇場

参考:新国立劇場 バレエ
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/nutcracker/

【牧阿佐美バレヱ団】
2022年12月24日、25日


牧阿佐美バレヱ団の『くるみ割り人形』は、クリスマス・イヴ、クリスマス当日に上演されます。1日2公演の計4公演です。

25日の昼公演には、2022年10月にロシア国立ノヴォシビルスクから牧阿佐美バレヱ団に移籍した大川航矢さんが王子役で出演!バレエファンの間では、本場ロシアで長年活躍した大川さんの踊りに期待を寄せる声が続出しています。

牧阿佐美バレヱ団
『くるみ割り人形』(全幕)
2022年12月24日(土)、25日(日)
中野ZERO 大ホール

参考:牧阿佐美バレヱ団
https://www.ambt.jp/pf-the-nutcracker2022/

8. まとめ

チャイコフスキー三大バレエの1つ『くるみ割り人形』のストーリーや見どころ、演出による違いを紹介しました。

2022年10月以降、各バレエ団で『くるみ割り人形』が上演されます。さまざまな演出を見比べるのも通な楽しみ方です。

ぜひ本記事をきっかけに舞台に足を運び、文化的に裕福な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

9. 「くるみ割り人形」関連作品

「くるみ割り人形」に関連する映画を2作品紹介します。

9.1 映画『ファンタジア』

1940年にアメリカで公開されたディズニーのアニメーション映画『ファンタジア』では、音楽の一部にチャイコフスキーの組曲「くるみ割り人形」が使われています。なお、チャイコフスキーが編曲した組曲の順番とは異なります。

【ファンタジアで使用される「くるみ割り人形」の音楽】

  1. 金平糖の精の踊り
  2. お茶(中国の踊り)
  3. 葦笛(フランスの踊り)
  4. コーヒー(アラビアの踊り)
  5. トレパック(ロシアの踊り)
  6. 花のワルツ

映画『ファンタジア』には、幕間以外でのセリフがありません。クラシック音楽に乗せて、アニメーションが展開されます。

「くるみ割り人形」の音楽に乗せて、妖精やキノコ、花などが踊っている様子がなんとも不思議で面白いです。

9.2 映画『くるみ割り人形と秘密の王国』

『くるみ割り人形と秘密の王国』は、バレエ『くるみ割り人形』の原作小説『くるみ割り人形とねずみの王様』を実写化した映画です。

舞台は、ヴィクトリア朝時代のロンドン。母親を亡くし塞ぎ込んでいた少女クララは、クリスマスの夜、不思議な世界にたどり着きます。

「雪の国」「花の国」「お菓子の国」「第4の国」からなる4つの国同士の争いに巻き込まれながら、クララはとある真実を知ることに…。

「バレリーナ・プリンセス」役として、アメリカン・バレエ・シアターのアフリカ系黒人女性初プリンシパル(最高位のダンサー)ミスティ・コープランドが出演しています。

元英国ロイヤルバレエ団のプリンシパル、セルゲイ・ポルーニンも出演!バレエシーンも見どころ満載です。エンドロールまで見逃し厳禁ですよ…!


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バレエ歴21年・とあるバレエ教室の現役生徒のまいです! 大好きなバレエの魅力や作品についてご紹介していきます♩

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