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おすすめのバレエ その6「ドン・キホーテ」 全世界で最も読まれた小説が、バレエになるとどうなのでしょうか?

バレエの「ドン・キホーテ」は、誰が主役?

小説ではメインであるはずのドン・キホーテは、主役ではなく脇役のストーリーテラーとして登場し、物語は村に住むキトリとバジルの恋模様を中心に進みます。

そして、オペラの最後のアリアのように一番の見どころは彼らのグラン・パ・ド・ドゥ(登場、男女二人による踊り、男性のソロ、女性のソロ、再び男女による踊りの5つの構成)です。

主役二人が見せる圧巻の高い技術の踊りを含め、目まぐるしく次から次へと華麗に展開される群舞、オーケストラの迫力のある演奏はバレエだからこその醍醐味です。

新国立劇場バレエ団のYouTubeより

東京バレエ団の紹介する動画『「ドン・キホーテ」より“グラン・パ・ド・ドゥ”』では、振付、演出のウラジミール・ワシーリフ氏のインタビューがあり、その説明の後に登場するキトリとバジルの「グラン・パ・ド・ドゥ」は、ほーっとため息のでるような美しさです。

東京バレエ団YouTubeより

「オペラハーツ」副編集長

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