【ペレアスとメリザンド ドビュッシー】あらすじで知るお洒落な幻想世界

作曲家ドビュッシーの心に響く音楽に触れよう!

『ペレアスとメリザンド』は、長調でも短調でもない独自の音階で奏でられます。他の代表的なオペラとは違った構成で幕が続くように作られた作品とも感じられるでしょう。

ドビュッシーはピアノ演奏曲が多く、CМや映画やドラマなどでも使われています。

ドビュッシーの略歴

[1862年 0歳]
8月22日フランスのサン=ジェルマン=アン=レーに生まれる。

[1872年 10歳]
パリ音楽院に入学。

[1884年 22歳]
カンタータ『放蕩息子』でローマ大賞を受賞

[1889年 27歳]
パリ万国展覧会で東洋芸術に触れ、2度目のバイロト音楽祭の訪問で、崇めていたワグナーの音楽と決別をする。

[1894年 32歳]
牧神の午後への前奏曲』が初演されて好評を得る。リリー・エクシエと結婚する。

[1902年 40歳]
ペレアスとメリザンド』がパリにて初演。大成功を収めて、翌年にレジオン・ドーヌル五等勲章を受ける。

[1918年 55歳]
3月25日にフランスのパリで亡くなる。

ドビュッシーの代表曲『亜麻色の髪の乙女』

ドビュッシーの曲はさまざまなメディアで流れています。『亜麻色の髪の乙女』は、ソフトバンク(ただ友)のCMに使われた曲です。
テレビだけではなく、外出先でも何度か耳にしたことがあるでしょう。(※ヴィレッジシンガーズ・島谷ひとみの同名曲は全く別物です。)

切なさの中にある優しさと儚さが、美しい音となって表現しています。心を落ち着かせたい時に聞き流しをするのもオススメです!ヒーリングミュージックとしても使用されています。

ドビュッシーの代表曲『月の光』

2008年に公開された『トウキョウソナタ』という邦画で『月の光』が使用されています。

この映画は、ごく平凡な家族の各々が秘密や閉鎖的な気持ちを抱え、家族間で引き起こされる崩壊から再生までを描いた作品です。この映画のラストシーンで男の子がピアノでドビュッシーの『月の光』を演奏しています。
まさに暗闇の中に光が差し込み始め、再生に向けて静かに歩いて行こうとする姿が想像できる名曲です。

『月の光』も心を落ち着かせたい夜などにオススメの曲です!『亜麻色の髪の乙女』と同じく、ヒーリングミュージックとしても使用されています。

ペレアスとメリザンドで奏でる独特な旋律

ハープが奏でる調べと、その他の楽器が奏でる独特な世界観に入れる音楽。この曲は、日常とは違った感覚に浸れます。気分転換したい時や、違った世界観を楽しみたい時にオススメの曲です。

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

オペラ『ペレアスとメリザンド』は、前書きでも触れましたが、印象派クラシック音楽作曲家の先駆者のドビュッシーの世界観が、舞台全編に貫かれた、一つの芸術作品と言えます。
同時代に、同じメーテルリンクの戯曲『ペレアスとメリザンド』をフォーレが演劇化していますが、今回お薦めしている、ドビュッシーが残した『ペレアスとメリザンド』の舞台とは少し毛色が違う作品です。

ドビュッシーのこだわった、この耽美な世界を感じていただけたらと思います。

ドビュッシーが残した『ペレアスとメリザンド』の舞台を観劇に行き、ドビュッシーワールドにひたっていただき、少し裕福に文化的な日を過ごしてください。

\オペラって、素晴らしい!/


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