美しく悲しいバレエ『ロミオとジュリエット』のあらすじや見どころ、振り付け師ごとの違いを解説

バレエにはジュリエット以外にも悲劇のヒロインが多い
バレエには『ロミオとジュリエット』以外にもたくさんの悲恋物語があります。
【悲恋を描いたバレエの主な演目】
- 『ジゼル』
- 『白鳥の湖』(ハッピーエンドバージョンもある)
- 『ラ・バヤデール』
- 『マノン』
- 『オネーギン』
どの作品も想い合っている2人の間に、身分の差、邪魔者、欲望、プライドなどの壁が立ちはだかります。成就しない恋は観ている人を悲しくて切ない気持ちにさせ、より一層物語へと引き込むのです。
ドラマや映画にも”ジュリエット”はいる?
より手軽に楽しめるドラマや映画にもジュリエットのような悲劇のヒロインは登場します。
たとえば『ロミオとジュリエット』に着想を得て作られた『ウエストサイドストーリー』のマリアは、まさにジュリエット。対立する不良グループ「ジェット」のトニーと恋に落ち、トニーが亡くなる悲劇を迎えます。
『ロミオとジュリエット』のような悲劇が好きな方は、韓国ドラマ『王女の男』がおすすめ。対立する立場の男女が恋に落ちる物語で、構成がロミオとジュリエットに似ています。
また2017年に上演された宝塚歌劇団雪組公演『ひかりふる路 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』も立場の違う2人の愛と葛藤を描いたおすすめの作品です。
ロミオとジュリエットの関連作品
1-6-1.映画『ロミオ+ジュリエット』
レオナルドディカプリオが主演をつとめた映画『ロミオ+ジュリエット』は1997年に公開され、レオナルド・ディカプリオの地位を不動のものにしました。
1-6-2.『ウエストサイドストーリー』
『ロミオとジュリエット』を原案としたミュージカル『ウエストサイドストーリー』は、レナード・バーンスタインの音楽で1957年にブロードウェイで初演を迎えました。
ミュージカル『ウエストサイドストーリー』は再演を繰り返し、ミュージカル映画『ウエストサイドストーリー』として1961年に上映されるのです。映画の中でも、ニューヨーク・シティ・バレエのダンサーが振り付けしたダンスが圧巻と話題になりました。
そして、2021年、スピルバーグ監督のもと再演され、大変な話題となったのは記憶に新しいでしょう。2021年再演バージョンのストリートダンスもバチバチに決まっていて抜群に格好いいです。ダンスの振り付けは今回もニューヨーク・シティ・バレエのダンサーです。
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