プレビュー：レ・ヴァン・フランセ 3月4日(土)～12日(日)日本ツアー

2023年3月4日(土)～12日(日)

レ・ヴァン・フランセ 日本ツアー

世界最強の木管アンサンブル　５年ぶりに来日

木管奏者のスーパースターが集結

レ・ヴァン・フランセが５年ぶりに来日し、ツアーを行います。７カ所３プログラム用意されていますので、お近くの会場へぜひ出かけましょう。

左から：ジルベール・オダン(バソン)／エマニュエル・パユ(フルート)／ラドヴァン・ヴラコトヴィチ(ホルン)／エリック・ルサージュ(ピアノ)／ポール・メイエ(クラリネット)／フランソワ・ルルー(オーボエ) ©Nicolas Tavernier

中心的人物はクラリネットのポール・メイエ。ずっとソリストとして活動してきたクラリネットのスーパースターです。

そしてフルートはエマニュエル・パユ。ソロでも来日回数が多く、日本でも人気者。彼はフルート界のスーパースター、ベルリン・フィルの首席奏者としても活動しています。

オーボエはフランソワ・ルルー。オーボエの世界ではトップの奏者です。バイエルン放送交響楽団等、オーケストラの首席奏者を務めたのち、現在はソロで活動しています。

ホルンはラドヴァン・ヴラコトヴィチ。ソリストとして、また室内楽奏者として活躍するこれまたホルン界のスターです。

バソン（いわゆる「フランス式ファゴット」のこと）はジルベール・オダン。パリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者であり、国立パリ高等音楽院教授でもあるバソンの第一人者です。

そしてピアノはエリック・ルサージュ。これまた実力も兼ね備えた人気者で、メイエ、パユとともにサロン・ド・プロヴァンス音楽祭を主宰しています。

つまりレ・ヴァン・フランセのメンバーは、それぞれの楽器でのスーパースターばかりのスター集団なのです。クラシック音楽に多少なりとも親しまれている方なら名前を耳にしたことのあるアーティストばかりです。

アンサンブルの特徴は、新作の現代曲も含め演奏機会の少ない名曲を積極的に取り上げること、フランスの管楽器エスプリを継承し大切にしていることです。

圧倒的に素晴らしい演奏をただただ楽しむ

ミヨーやプーランクといったフランスの作曲家の作品を含む３種類のプログラムはいずれも後期ロマン派から20世紀の作品で構成されています（Aプログラムにはベートヴェンの『ピアノと管楽のための五重奏曲 』op.16 が入っています）。

３種のプログラムすべてで演奏されるエリック・タンギー作曲の『六重奏曲』はレ・ヴァン・フランセがタンギーに委嘱した新作だそう。日本初演ですので楽しみです。

木管楽器のために書かれた作品はまだまだ演奏機会が限られ、美しい曲が多いのに知られていないことが多いです。そんな隠れた名曲を演奏してくれるレ・ヴァン・フランセの公演では新しい出会い・感動が期待できます。

とにかく演奏が桁違いにうまいので、木管アンサンブルの響きがこんなに表情豊かで楽しいものかと幸せな気持ちにもなります。

現代最高のヴィルトゥオーゾがずらり揃ったドリームチームならではの、至極のパフォーマンスを堪能しましょう。

トップ画像©Warner Classics

2023年3月4日(土)～12(日)
『レ・ヴァン・フランセ』

4日(土) 15:00｜豊田市コンサートホール｜Program B
チケット料金　S席 6,000円～B席 3,000円
詳しくは：豊田市コンサートホール・能楽堂

5日(日) 14:00｜千葉県文化会館 大ホール｜Program C
チケット料金　S席 5,000円／A席 4,000円
詳しくは：千葉県文化会館

6日(月) 19:00｜東京オペラシティ コンサートホール｜Program B
チケット料金　S席 8,000円～C席 5,000円
詳しくは：ジャパン・アーツ

7日(火) 19:00｜文京シビックホール 大ホール｜Program A
チケット料金　S席 5,000円～B席 3,000円
詳しくは：文京シビックホール

9日(木) 19:00｜箕面市立メイプルホール 大ホール｜Program C※完売
チケット料金　一般 5,000円／大学生以下 1,000円
詳しくは：箕面市立メイプルホール

11日(土) 15:00｜神奈川県立音楽堂 ホール｜Program A
チケット料金　S席 7,000円／A席 6,500円
詳しくは：神奈川県立音楽堂

12日(日) 14:00｜三鷹市芸術文化センター 風のホール｜Program C
チケット料金　S席 6,500円／A席 5,500円
詳しくは：三鷹市芸術文化センター

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