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ギリシャ神話の世界で起こる愛の物語、バレエ『シルヴィア』のあらすじや見どころを解説|23年3月にハンブルク・バレエ団が来日

4. バレエ『シルヴィア』の見どころ・人気の場面

バレエ『シルヴィア』の中でもとくに注目して見てほしい見どころや人気の場面を紹介します。

4.1
バレエでは珍しい「女戦士」

バレエ『シルヴィア』に登場する女性陣は、狩りの女神ディアナとディアナに仕えるニンフたち。

弓を持って踊る「女戦士」たる姿は、姫や貴族、妖精などがたびたび登場するバレエの中では珍しいといえるでしょう。

女性の強さを強調するように、第1幕ではジャンプや速いステップが多く取り入れられています。

4.2
第1幕のシルヴィアのVa

第1幕のシルヴィアのVa(バリエーション、ソロの踊り)は、登場の力強い印象とは違い、柔らかく、どこか可愛らしい印象も与える踊りです。

シルヴィアの美しく気高いイメージも感じ取ることができます。

4.3
演劇的で異国情緒あふれる第2幕

オリオンが住む洞窟の中で繰り広げられる第2幕は、オリオンがシルヴィアを手に入れようとしたり、シルヴィアがオリオンを拒んだりと演劇的に進んでいきます。

音楽も相まってエキゾチックで官能的な雰囲気です。第1幕の神秘的な雰囲気とは一変します。

4.4
古典バレエの様式に基づいた第3幕

第3幕は、第1幕・第2幕とは打って変わって、古典様式の祝祭場面になります。

第1幕・第2幕では、短いスカートの衣装を着ていることの多いシルヴィアも、クラシック・チュチュ(スカートが横に張った形の衣装のこと)を着ます。

グラン・パ・ド・ドゥという男女2人が踊る古典様式の踊りも披露され、非常に華やかです。

4.5
第3幕のアミンタのVa

第3幕で踊られるアミンタのVaは、祝祭の場面にふさわしい華やかで雄大な印象の踊りです。

ジャンプがふんだんに取り入られており、シルヴィアと結ばれた喜びが全身で表されています。

4.6
第3幕のシルヴィアのVa

おそらく『シルヴィア』の中で最も有名といっても過言ではないのが、第3幕で踊られるシルヴィアのVaです。

弦楽器を指ではじいて音を出す奏法「ピチカート」が使われているため、このVaのことを「ピチカート」と呼ぶこともあります。

冒頭・中間部分・ラストパートで曲調が異なり、速くて細かい動きやゆっくりとした動きなど、異なる種類のテクニックが要求されるため、ダンサーにとっては難しいバリエーションのひとつでしょう。

5. 2023年3月ハンブルク・バレエ団が来日!ノイマイヤー版『シルヴィア』を上演

2023年3月2日(木)〜12日(日)、ジョン・ノイマイヤーが芸術監督を務めるハンブルク・バレエ団が来日公演を行います。

演目は『シルヴィア』とノイマイヤーの傑作を集めた『ジョン・ノイマイヤーの世界』の2つです。

『シルヴィア』のタイトルロール シルヴィアを務めるのは、同団のプリンシパルダンサーで、世界的な人気を誇る日本人ダンサー菅井円加、そして2021年にハンブルク・バレエ団にプリンシパルとして入団したデンマーク出身のダンサー イダ・プレトリウスです。

『シルヴィア』公演全4回のうち3回で、菅井円加がシルヴィアを演じます。

強く美しいシルヴィアは、菅井円加にぴったりの役。ぜひ現地で見届けましょう。

3月10日(金)〜12日(日)『シルヴィア』

▼日程・キャスト


▼会場

東京文化会館

▼チケット料金

S席24,000円〜E席 8,000円

詳しくは:NBS

『ジョン・ノイマイヤーの世界』も上演

『シルヴィア』の開演に先立ち、3月2日(木)〜5日(日)にはノイマイヤーの傑作を集めた『ジョン・ノイマイヤーの世界 Edition2023』も上演されます。

同作は、ノイマイヤー自身が舞台に登場し、進行役として自らの人生と芸術を紹介していく作品です。
ノイマイヤーの名作のハイライトが上演され、ノイマイヤー作品の素晴らしさを一挙に体験できる作品となっています。

過去2回の日本公演ではスタンディング・オベーションが起こるほどだったとか。コロナ禍に作成された『ゴースト・ライト』などを加えた2023年バージョンとして今回上演されます。

『椿姫』には、ハンブルク・バレエ団 ゲストアーティストのアリーナ・コジョカルも登場します。

▼ 上演演目

【第1部】

  • 『バーンスタイン・ダンス』より「キャンディード序曲」
  • 『シャル・ウィ・ダンス?』より「アイ・ガット・リズム」 
  • 「くるみ割り人形」
  • 「シルヴィア」
  • 「ヴェニスに死す」
  • 「アンナ・カレーニナ」
  • 「クリスマス・オラトリオ I-VI」

【第2部】

  • 「ニジンスキー」
  • 「ゴースト・ライト」
  • 「椿姫」
  • 「作品100-モーリスのために」
  • 「マーラー交響曲第3番」

▼チケット料金

S席24,000円〜E席 8,000円

詳しくは:NBS

6. まとめ

ギリシャ神話の愛の物語『シルヴィア』について解説しました。

第3幕のシルヴィアのVaがとても有名ですが、全幕上演されることは少なく、2023年3月のハンブルク・バレエ団来日公演は貴重な機会です。

ぜひ会場に足を運び、ご鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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バレエ歴21年・とあるバレエ教室の現役生徒のまいです! 大好きなバレエの魅力や作品についてご紹介していきます♩

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