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フィリップ・グラス/ロバート・ウィルソン『浜辺のアインシュタイン』記者発表(2022年7月15日)

今回の上演形態

今回の上演では、過去にグラスが制作した短縮版「一部の繰り返しを省略したオリジナルバージョン」で、上演中は出入り自由にはせず、休憩を入れる。コロナ禍などを考慮した上演時間、上演形態だという。

会見では、出演者たち、俳優の松雪泰子と田中要次、ダンサーの中村祥子のメッセージが読み上げられた。

これまでとは全く違うものに

この日公開となったトレーラーが流れたあと、質疑応答のなかで平原は、演出意図として、「アメリカモダン精神をひも解きつつ、ダンサーの技術が音楽に寄り添うようにしたい、今日(こんにち)性を持たせることのできる作品だと思う」と語った。
さらに「オマージュはある。見せたい風景がある。今回はこれまでとは全くちがったものになるだろう」と明言した。

 また、公演のチラシがこの日お披露目となった。
平原のオファーにより、代表作『AKIRA』で知られる漫画家・映画監督の大友克洋がイラストを描いている。
「『浜辺のアインシュタイン』というタイトルからイメージが湧いたので、たまには海の絵を描こうと思った。久しぶりに絵を描いたので大変だった」と大友のコメントが紹介された。

『浜辺のアインシュタイン』は熱心なファンが多く、それぞれ作品への思い入れがあり大事に思っている。2022年の新プロダクションには世界中が注目しているだろう。グラス自身も楽しみにしているにちがいない。大胆な挑戦の成果が楽しみだ。


浜辺のアインシュタイン

2022年10月8日(土),9(日)
会場:神奈川県民ホール

開演:各日 13:30

チケット料金
4,000円〜10,000円

詳しくは:神奈川県民ホール


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エディター・ライター 出版社勤務を経てフリーランスのエディター、ライターとして活動中。 クラシック音楽、バレエ、ダンスを得意ジャンルとする。

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