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プレビュー:新国立劇場オペラ『ファルスタッフ』2023年2月10日(金)〜18日(土) 新国立劇場 オペラパレス

2023年2月10日(金)〜18日(土)
新国立劇場オペラ

『ファルスタッフ』

新国立劇場初登場、ニコラ・アライモに注目───

ヴェルディ最後のオペラは喜劇


数々の大作オペラを作曲したヴェルディが晩年、80歳を目前に大傑作を書き上げました。それが『ファルスタッフ』です。

ヴェルディ最後のオペラ作品でしかも喜劇。彼のオペラ作品で喜劇はこれを含め2作しかありません。シェイクスピアの戯曲『ウィンザーの陽気な女房たち』をもとにアッリーゴ・ボーイトが書き下ろした台本に作曲したものです。

主人公ファルスタッフは騎士の称号を持っている、大酒飲みで太っちょの落ちぶれた不良老人。
彼は女性二人に貢がせようと同時に同文の恋文を送るのですが、そこから始まる女性たちの意趣返しと若い男女が結ばれる物語が並行して進みます。洗濯籠に隠れたファルスタッフが籠ごと川に投げ込まれるなど、終始テンポよく楽しく物語は進みます。

美しい舞台美術


新国立劇場のレパートリーである本作の演出はシェイクスピア作品の演出で世界的に知られるジョナサン・ミラーです。彼は本作では17世紀オランダのバロック絵画のような舞台を作り上げました。室内のタイル床や調度品、衣裳などレンブラントやフェルメールの絵画に描かれた当時の様子そのままのような美しい舞台美術は必見です。

ファルスタッフそのままのニコラ・アライモ

ファルスタッフ:ニコラ・アライモ

今回上演の最大のニュースは、バリトンのニコラ・アライモが新国立劇場に初登場することです。彼はファルスタッフを得意としており、その巨躯はファルスタッフそのもの。

昨年はジョン・エリオット・ガーディナー指揮、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の演奏による『ファルスタッフ』のDVDをリリースし大変高い評価を得ています。まさに今聴きたい歌手の登場ということで、期待が高まります。アライモは、決してへこたれることなく生命力に溢れていて憎みきれないファルスタッフ──まさにヴェルディが描きたかった理想のファルスタッフ──を実現してくれることでしょう。

指揮は以前新国立劇場の『ドン・パスクワーレ』で登場したコッラード・ロヴァーリス、オーケストラは東京交響楽団です。

文化庁「子供文化芸術活動支援事業」により、本公演は18歳以下の子供たちが無料で鑑賞することができます。まだ席のある公演日があるのでぜひお出かけください。

新国立劇場webボックスオフィス
子供芸術文化活動支援事業ご招待受付 / 新国立劇場オペラ「ファルスタッフ」

舞台写真|新国立劇場「ファルスタッフ」2018年公演より 撮影:寺司正彦


2023年2月10日(金)〜18日(土)
新国立劇場オペラ『ファルスタッフ』
会場:新国立劇場 オペラパレス

開演
10日(金) 19時
12日(日) 14時
15日(水) 14時
18日(土) 14時

★ チケット料金
24,200円〜4,400円

詳しくは:新国立劇場


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エディター・ライター 出版社勤務を経てフリーランスのエディター、ライターとして活動中。 クラシック音楽、バレエ、ダンスを得意ジャンルとする。

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