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おすすめのバレエ その8「マノン」~美少女マノン、その美しさゆえに悲しい結末に

ドラマティック・バレエ「マノン」は、ロマン主義文学の小説を元に創られたファムファタール(男を破滅させる女)を描いた物語で、その繊細な心理描写は、バレエでもいかんなく発揮されています。

終わりの際の”沼地のパ・ド・ドゥ”は、鬼気迫るマノンの渾身の想いが観る人を引き込みます。

あらすじは、美しい少女マノンと青年デ・グリューとの駆け落ちから始まり、彼女の美しさゆえに重なってゆく欲望と罪の数々。

新大陸に流刑され、さらなる逃走の果てに沼地へ辿り着きますが、グリューの腕に抱かれマノンは息絶えます。
思惑の交錯の中に生きる、無計画にして無謀な若者たちの恋の物語です。

イギリスの振付師、ケネス・マクミランのリアルな振り付けにより、大人な世界観溢れる作品になっています。

新国立劇場バレエ団のYouTubeより

「オペラハーツ」副編集長

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