ロマンチックバレエの名作『ジゼル』のストーリーや見どころ、演出による違いを解説
2. バレエ『ジゼル』のもととなったドイツの精霊伝説
ジゼルで登場する精霊「ウィリ」は、ドイツに伝わる「ヴィリス」の伝説から着想を得て作られたと言われています。
この「ヴィリス」に関しては、ドイツの作家・詩人であるハインリヒ・ハイネの著書『ドイツ論』で紹介されています。
この『ドイツ論』によると「ヴィリス」とは、結婚式を挙げる前に死んだ花嫁たちのこと。若い男性が通りかかると抱きつき、踊りに踊り抜いて、男性を死に至らしめるという習性を持っています。
まさに、ヒラリオンやアルブレヒトを踊らせて死に追いやろうとするウィリたちそのものですよね。
3. バレエ『ジゼル』の作曲家アドルフ・アダン
アドルフ・アダン 出典:Wikimedia Commons
バレエ『ジゼル』を作曲したのは、フランスの作曲家アドルフ・アダンです。
1841年に『ジゼル』を作曲しました。
『ジゼル』のほかには、名バレリーナ マリー・タリオーニのために振り付けられた作品『ドナウの娘』(1836年)や海賊コンラッドとギリシャの娘メドゥーラの恋を描いたバレエ『海賊』(1856年)などが有名です。
なお、アダンの作品として現在よく知られているのはバレエ作品がほとんどですが、賛美歌やオペラなども多数作曲しています。
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