ミハイル・ブルガーコフ『犬の心臓』
出典:Wikimedia Commons
ソビエト連邦体制下において、社会批判的な作品とされそのほとんどが発禁処分となった小説家、ミハイル・ブルガーコフ。
ウクライナのキエフに生まれたブルガーコフは、キエフ大学医学部を優秀な成績で卒業したのちに、ロシアの農村部で医者として働き始めました。
おりしもロシア革命(1917年)後の内戦の時代であったため、医者の需要は高く、ブルガーコフの働きは重宝されていました。
順風満帆と思われたブルガーコフの人生ですが、彼は医者としてのキャリアを捨て去って、身分の不安定な作家へと転身することになります。
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