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おすすめのバレエ その4「ロミオとジュリエット」映画や舞台は有名だけど、バレエだとどんなロミオとジュリエット?

バレエの「ロミオとジュリエット」

シェイクスピアによる戯曲「ロミオとジュリエット」は、映画では古くは、オリビエ・ハッセーの「ロミオとジュリエット」(1968年)や時代を現代に置き換えたレオナルド・ディカプリオの「ロミオ&ジュリエット」(1996年)、舞台のミュージカルや宝塚など様々な機会で観ることができます。

では、バレエの「ロミオとジュリエット」はどんな感じなのでしょうか?

セルゲイ・プロコフィエフのバレエ組曲「ロミオとジュリエット」は、美しい旋律と高い技術の踊りが特徴です。セリフを表現するマイムが多く使われている演出・振付と、バレエ音楽と舞踏のみで表すものとに分かれています。(Wikipediaより)マイムは、その表現方法を知っていないと分かりにくいところもありますが、しばらく見ていると自分や相手の感情などを表しているしぐさが分かってきます。

初演のロシアの影響を強く受けた豪華で古典的な衣装と舞台装置を使用しているので、原作のシェイクスピアの時代にタイムスリップしたような感覚を、バレエですとより強く感じることができるのではないでしょうか。

そしていちばんの見どころは、ロミオとジュリエット二人の会話や交流がパ・ド・ドゥ(最大の見せ場、男女二人で踊ること。「愛」を象徴するともいわれる)で表現されているところです。初めての出会い、有名なバルコニー、仮死状態の霊廟でのシーン。バレエが持つその表現力と深さをぜひ体験して頂きたいです。

新国立劇場バレエ団のYouTubeより

「オペラハーツ」副編集長

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