ニュース:日生劇場ファミリーフェスティヴァル

今年の夏も開催
親子で楽しめる「日生劇場ファミリーフェスティヴァル」
夏休み約1カ月にわたり開催されている歴史あるフェスティヴァル
7月26日から8月24日に日生劇場はファミリー向けの公演が続く。
「日生劇場ファミリーフェスティヴァル」と銘打たれ、1993年から続く由緒ある親子で楽しめるフェスティヴァルだ。
クラシックコンサート、演劇、バレエ、ミュージカルと多彩な公演が用意されているので、子どもの嗜好に合う公演をチョイスできる。
物語付きクラシックコンサート『アラジンと魔法の歌』

指揮に阿部加奈子、オーケストラはコンサートマスターを川田知子が務め、精鋭たちが揃ったニッセイシアターオーケストラというオリジナルなオーケストラを編成、有名なオペラアリアが続々と歌われる。歌手勢はバリトンの又吉秀樹、ソプラノの宮地江奈などが出演。
物語付きなので飽きることなく美しいオペラのアリア、「誰も寝てはならぬ」(『トゥーランドット』より)、「花から花へ」(『椿姫』より)などに触れることができる。
このフェスティバルでしか体験できないオリジナル作品だ。
舞台版『せかいいちのねこ』

ヒグチユウコの大人気絵本『せかいいちのねこ』の舞台版。2023年に初演され大評判となった作品で、早くも再演される。
持ち主の男の子にいつまでも愛されるために「本物の猫になりたい」と願うぬいぐるみのニャンコが、旅先で出会うさまざまな「本物の猫」たちのやさしさに触れ、本当の幸せを見つける物語で、絵本に登場するニャンコとアノマロやいじわるねこが舞台に登場する。
バレエ『コッペリア』─日生劇場版─

東京シティ・バレエ団による『コッペリア』全幕公演。
『コッペリア』は東京シティ・バレエが得意としている演目で、プリンシパルも出演し、見応え十分だ。
フランツは恋人スワニルダがいるのに、コッペリウス博士の家の2階の窓辺にいるコッペリアに釘付け。コッペリアに会いにコッペリウス博士の屋敷に忍び込んだところ……、難解なお話ではなく、またキャッチーな旋律がたくさん出てくるかわいらしい作品なので、初めてのバレエ体験におすすめだ。
ミュージカル 「NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』〜ノノとショウと秘密の森〜」

2022年に初演され、待望の再演となる。
NHK「みんなのうた」からセレクトされた楽曲をもとに作られたミュージカルで、年齢を問わず誰もが楽しめる内容。
ゾンビの女の子ノノ(熊谷彩春)と人間の男の子ショウ(南野巴那)の友情が森に大きな奇跡を起こす、勇気と友情の物語、知っているメロディがたくさん出てくるので身近に感じられることだろう。
公演内容はみな良質で親子で安心して楽しめるが、なにより劇場そのものもとても素敵な場所。一等地に建つ美しい劇場で鑑賞する経験は得難いもの。
夏休みの思い出として極上の芸術体験ができるだろう。
すべての作品が、3歳以上から入場できる。
【公演概要】
日生劇場ファミリーフェスティヴァル 2025
物語付きクラシックコンサート『アラジンと魔法の歌』
7月26日(土)・27日(日)上演
舞台版『せかいいちのねこ』
8月2日(土)・3日(日)上演
バレエ『コッペリア』-日生劇場版-
8月15日(金)・16日(土)・17日(日)上演
ミュージカル「NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』
~ノノとショウと秘密の森~」
8月23日(土)・24日(日)上演
詳しくは:日生劇場
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