プレビュー:2023年10月20日(金)〜29日(日)新国立劇場『ドン・キホーテ』

2023年10月20日(金)〜29日(日)

『ドン・キホーテ』

新シーズンの幕開けは、みんな大好き『ドン・キホーテ』

バルセロナが舞台の底抜けに明るい『ドン・キホーテ』

2023/2024シーズンがいよいよ始まります。新国立劇場バレエ団のシーズンオープニングは『ドン・キホーテ』です。

『ドン・キホーテ』はバレエファンに絶大な支持を得ており、『白鳥の湖』と同様、何度も鑑賞しているお客様が多く集います。

スペイン、バルセロナの町で、若い恋人たちがめでたく結婚するまでを描く全3幕のグランド・バレエ、わかりやすいストーリーで、退屈する瞬間など全くない、魅力的な登場人物ばかりです。

古典バレエですが、プリンス、プリンセスが登場する王宮が舞台ではなく、バルセロナの町で庶民が繰り広げる人情ドラマなので、誰でも共感できる内容が大きな魅力と言えるでしょう。

高い技術力に支えられた達者なダンサーたちが揃う新国立劇場バレエ団

目の肥えたお客様を満足させるため、バジルとキトリの主役の二人、闘牛士のエスパーダ、エスパーダの恋人メルセデス、そしてコミカルな役どころとして、貴族でキトリに求婚するガマーシュ、自称騎士のドン・キホーテ、ドン・キホーテの従者であるサンチョ・パンサ等々、達者なダンサーがずらりと登場するのは当たり前です。ダンスで魅了するだけでなく、強い個性を持つ人物像を演じることも求められるので、新国立劇場バレエ団のようにレベルの高いダンサーが多数在籍するカンパニーでないとステレオタイプな舞台になってしまいます。

また、町の人々、第2幕のドン・キホーテの夢のシーンなどさまざまなシーンを彩るコール・ド・バレエもとても重要で、新国立劇場バレエ団の定評あるコール・ド・バレエは一気に物語に私たちを導いてくれます。

プリンシパルとして主役を踊る柴山紗帆、速水渉悟の二人に注目

主役は5キャストが組まれています。米澤唯&速水渉悟、柴山紗帆&伊澤駿、木村優里&渡邉峻郁、池田理沙子&福岡雄大、小野絢子&中家正博というペアで、どのペアで鑑賞するか非常に悩ましいキャストです。

新国立劇場バレエ団のプリンシパル、ファーストソリストたちですからどのペアも素晴らしいパフォーマンスが約束されています。

そんな中、柴山紗帆と速水渉悟は今シーズンからプリンシパルに昇格しました。プリンシパルとして初めてキトリ、バジル役でお目見えすることになります。お祝いムードで晴れがましい姿を楽しむのも良いのではないでしょうか。

画像|新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』撮影:鹿摩隆司


2023年10月20日(金)〜29日(日)
新国立劇場バレエ『ドン・キホーテ』
会場:新国立劇場 オペラパレス

開演
2023年10月20日(金) 19:00
21日(土) 13:00、18:30
22日(日) 13:00、18:30
24日(火) 13:00(貸切)
27日(金) 14:00
28日(土) 13:00、18:00
29日(日) 14:00


チケット料金
14,850円〜1,650円

詳しくは:新国立劇場



エディター・ライター 出版社勤務を経てフリーランスのエディター、ライターとして活動中。 クラシック音楽、バレエ、ダンスを得意ジャンルとする。

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