2022年4月29日(土)〜5月8日(日) Hibiya Festival 2022

2022年4月29日(土)〜5月8日(日) Hibiya Festival 2022

劇団四季初参加! 日比谷の町がステージに

4月29日から5月8日までの比較的長い期間、日比谷の町そのものがエンタテインメントの場になってしまうフェスティバルがあります。
もともと日比谷は映画館や劇場が集まっているところ。毎日のように繰り広げられている熱気と感動を日常の風景に解き放とう、というコンセプトのもと、日比谷のあちこちで多くのパフォーマンスが予定されているのです。

この大規模なフェスティバルでは、3種類の楽しみ方があります。

一つ目はフェスティバルのメインプログラム「ステップショー」です。東京ミッドタウン日比谷の前の広場に特設会場を設けて、スペシャルなステージが期間中、毎日行われます。
宮本亞門発案の「NEXTアーティスト」プロジェクト(コロナ禍で困窮若手アーティストを応援するプロジェクト)で選抜されたアーティストによるパフォーマンスがあり、チーム能楽は能と狂言を上演します。

日生劇場×藤原歌劇団は、6月以降日生劇場で上演されるロッシーニ『セビリアの理髪師』、モーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』からのナンバーを藤原歌劇団の出演者が歌います。

バレエは、NBAバレエ団による『海賊』からスペシャルバージョンを披露。

さらに音楽座のミュージカル35周年スペシャルコンサート、チャラン・ポ・ランタン、 Très joyeux〜トレジョワイユ〜 、Bun、亀田誠治らによるコンサートなど、多彩なラインナップが予定されています。

そしてなんといっても今回一番の話題は、劇団四季が初参加することです。
四季のミュージカルナンバーを屋外で楽しめる貴重な機会です。

これらのステージはすべて無料です。観覧席エリアがあり、それぞれ事前予約の必要な席と先着順の予約不要の席(立ち見)とがあります。

二つ目は「まちなか劇場」。日比谷公園内にあるレストラン松本楼、東京ミッドタウン日比谷地下広場とパークビューガーデン、日比谷仲通りを会場とし、「NEXTアーティスト」たちが登場します。

三つ目は「カンゲキ学校」。パフォーマンスを鑑賞するのではなく、学びの場です。どんなアーティストが講師で登場するか楽しみです。

これだけバラエティに富むプログラムなので、必ず自分の感性にフィットする公演、イベントがあるはずです。
事前に念入りに準備するもよし、とりあえず出向いて賑わう街を楽しむだけでもよし。
充実のエンタテインメントが満載の贅沢なフェスティバルです。

文:結城美穂子


会場:東京ミッドタウン日比谷周辺
イベントが中止になる場合もあるので、必ずホームページでご確認ください。
Hibiya Festival 2022公式ホームページ

エディター・ライター 出版社勤務を経てフリーランスのエディター、ライターとして活動中。 クラシック音楽、バレエ、ダンスを得意ジャンルとする。

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