オペラあらすじ「ナクソス島のアリアドネ」リヒャルト・ゲオルク・シュトラウス
『ナクソス島のアリアドネ』上演へ
ギリシャの孤島「ナクソス島」の洞窟で精霊たちが、アリアドネを見守っています。アリアドネは恋人に捨てられ、毎日嘆いて暮らしていました。死を望むアリアドネを、ツェルビネッタや道化師たちが慰めようと奮闘しますが、アリアドネの心には届かず洞窟の中へ姿を消してしまいます。
この島へ、恐ろしい魔女から逃げて酒の神バッカスがやってきました。バッカスの声を聞いて死の神が自分を迎えにきたのだと思ったアリアドネは、洞窟から出てきてその胸に飛び込み、死の国へ連れていってほしいと願いました。
魔女から逃れて辿り着いた孤島に現れたアリアドネを魔女ではないかと疑うバッカスでしたが、その美しさに惹かれ、酒の神であることを伝えて彼女に口づけます。アリアドネは、心の悲しみが消え、生きる喜びが溢れ出すのを感じていました。
ツェルビネッタや精霊たちが祝福する中、幕が下ります。
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