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ボーマルシェ『フィガロの結婚』:オペラ『フィガロの結婚』の原作紹介〜オペラの原作#08

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲
オペラ『フィガロの結婚』の原作

ボーマルシェ『フィガロの結婚』

風刺に満ちたモーツァルトの傑作喜劇『フィガロの結婚』

オペラの台本
出展:Wikimedia Commons

『フィガロの結婚』はフィガロ三部作の二作目であり、『セビリアの理髪師』の続編

『フィガロの結婚』の原作戯曲は、フランスの劇作家カロン・ド・ボーマルシェによって書かれました。

『セビリアの理髪師』、『フィガロの結婚』、『罪ある母』からなるフィガロ三部作はすべてオペラになっており、今回紹介する二作目の『フィガロの結婚』はその中でも最も知られた作品であると思います。

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23『フィガロの結婚』が7月7日(金)〜13日(木)TOHOシネマズ日本橋など、全国で上映されます。
英国ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたオペラの舞台を映画館で楽しむことができます。

『フィガロの結婚』ボーマルシェ

初版のタイトルページとカロン・ド・ボーマルシェ
出展:Wikimedia Commons


ボーマルシェが書いた『フィガロの結婚』(1778年)を元にして、1786年にモーツァルトがオペラを作曲しました。台本は、モーツァルトの盟友ロレンツォ・ダ・ポンテの手によるもので、イタリア語に直されています。

原作とオペラでは登場人物の名前が違いますが、今回は原作に沿って紹介させていただきます。

戯曲『フィガロの結婚』の登場人物と舞台

戯曲『フィガロの結婚』の登場人物

アルマヴィヴァ伯爵

(オペラではアルマヴィーヴァ伯爵)

スペイン南部アンダルシアの大法官

伯爵夫人

アルマヴィヴァ伯爵の妻

フィガロ

伯爵の部屋付きの下僕

シュザンヌ

(オペラではスザンナ)

伯爵夫人の侍女でありフィガロの婚約者

マルスリイヌ

(オペラではマルチェリーナ)

女中頭で調度係の老女

アントニオ

庭師 シュザンヌの叔父

ファンシェット

(オペラではバルバリーナ)

庭師の娘

シェリュバン

(オペラではケルビーノ)

伯爵の第一小姓

バルトロ

セビリアの医師

バジル

(オペラではバジーリオ)

音楽教師

ドン・ギュスマン・ブリドワゾン

(オペラではドン・クルツィオ)

伯爵部下の判事

戯曲『フィガロの結婚』の舞台

18世紀半ばのスペイン、セビリア近郊

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1982年、福島県生まれ。音楽、文学ライター。 十代から音楽活動を始め、クラシック、ジャズ、ロックを愛聴する。 杉並区在住。東京ヤクルトスワローズが好き。

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