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古代エジプトが舞台のスペクタクル・オペラ、ヴェルディ『アイーダ』~あらすじや曲を紹介~

8.まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

オペラ『アイーダ』は、見どころ、聞きどころ満載のスペクタクルなオペラです!そしてオペラ『アイーダ』には、人間の真実の姿を描き続けた作曲家ヴェルディの、力強いメッセージが込められています。

オペラって、素晴らしい!

9.関連作品

ミュージカル『アイーダ』

劇団四季ミュージカル『アイーダ』

ヴェルディのオペラを基に、ディズニー制作ミュージカルとして2000年4月にブロードウェイで初演されたミュージカル『アイーダ』。ポップス界の巨匠エルトン・ジョンが作曲を手がけ、ミュージカル界の重鎮ティム・ライスが作詞を担当。アメリカのトニー賞、グラミー賞の多くの部門で受賞しました。
日本では劇団四季が公演。

エジプトが舞台のオペラ

オペラ『アイーダ』の他にも、エジプトを舞台にしたオペラはたくさんあります。ヨーロッパの人々にとってエジプトは、聖書や古典文学を通して知ってはいても、実際に触れることはほとんどない国。そのエキゾチックなイメージに、多くの作曲家が創造意欲をかきたてられたのでした。

例えば、バロック時代の作曲家ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759)のオペラ『エジプトのジュリオ・チェーザレ』は、古代ローマの英雄カエサル(ジュリアス・シーザー)とエジプトの女王クレオパトラの史実を扱ったオペラです。

また、モーツァルト(1756-1791)のオペラ『魔笛』もエジプトが舞台!古代エジプト文明を重視したフリーメイソンと、モーツァルトとの関係を指摘する説もあります。


参考文献
CD『アイーダ』全曲 ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団、トゥリオ・セラフィン指揮、マリア・カラス(アイーダ)1955年収録、EMIミュージックジャパン
『名作オペラブックス13 アイーダ』アッティラ・チャンパイ,ディートマル・ホラント編、海老沢敏リブレット対訳、田中純本文訳、音楽之友社(1988年)
『スタンダード・オペラ鑑賞ブック イタリア・オペラ下』音楽之友社編、音楽之友社(1998年)
『ヴェルディ:オペラ変革者の素顔と作品』加藤浩子著、平凡社2013年
『評伝ヴェルディ第2部:偉大な老人』ジュゼッペ・タロッツィ著、小畑恒夫訳、草思社(1992年)


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神保 智 じんぼ ちえ 桐朋学園大学音楽学部カレッジ・ディプロマ・コース声楽科在学中。子どものころから合唱団で歌っていた歌好き。現在は音楽大学で大好きなオペラやドイツリートを勉強中。

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