• HOME
  • クラシックの本棚
  • 知られてない事実!ドビュッシー/印象派〜クラシック作曲家ドビュッシーは、印象派画家のモネや葛飾北斎の影響により、偉大なレガシーを作った

知られてない事実!ドビュッシー/印象派〜クラシック作曲家ドビュッシーは、印象派画家のモネや葛飾北斎の影響により、偉大なレガシーを作った

7.ドビュッシー豆知識

7.1
オペラ『ペレアスとメリザンド』

ドビュッシーは、オペラ『ペレアスとメリザンド』を作曲し、このオペラの中でも印象派絵画をモチーフに、こだわって完成させています。

原作は、あの有名なチルチル・ミチルでおなじみ、『青い鳥』の作家モーリスメーテル・リンクです。

このオペラに関して詳しく知りたい方は、こちらの記事であらすじや音楽の紹介をしています ↓

現在、新制作『ペレアスとメリザンド』が新国立劇場にて公演中です。ぜひ、劇場へお出かけください♪
↓↓↓↓

新制作『ペレアスとメリザンド』全5幕
〈フランス語上演/日本語及び英語字幕付〉
2022年7月2日(土)〜17(日)
会場:新国立劇場 オペラパレス

開演:14:00 ※7/6(水)のみ18:30
★ チケット料金
5,500円〜27,500円
詳しくは:新国立劇場

7.2
クラシック音楽ピアノ独奏 作曲家

有名なクラシック音楽作曲家はたくさんいますが、ピアノ独奏の曲が中心の作曲家は?

最も有名な作曲家は、ショパンでしょうね。そして、リスト、ドビュッシー、エリック・サティ他・・・実はとても少ないのです。

モーツァルトは、交響曲、オペラ、ピアノ曲を作っています。
一風変わったカノンの紹介記事も参考にしていただくと、モーツァルトの面白い側面が楽しめます↓

ベートーヴェンが完成させたオペラは1作品のみ。
クラシック音楽作曲家にも、それぞれに得意なジャンルがあるのですね。

7.3
ドビュッシーは、日本の美術品のコレクター

自室には日本の美術品を数多く飾っていました。
パリのサン=ジェルマン=アン=レーにあるドビュッシーの生家はドビュッシー博物館となっていて、北斎の浮世絵などのコレクションを見ることができます。

おまけ

全身で感じる美術体験、『Immersive Museum (イマーシブミュージアム)』

日本橋三井ホールではこの7月から、美術館とは少し違う形で印象派の絵画を体験できる、没入体験型ミュージアム『Immersive Museum』が開催されています。

お台場「チームラボボーダレス」、豊洲「チームラボプラネッツ」などですっかりお馴染みとなった体験型デジタルアート。フランス・パリでは、2018年にデジタルアートの美術館「ラトリエ・デ・リュミエール(L’Atelier des Lumières)」がオープンしています。

印象派の芸術家たちがその時代の社会とともに発展をとげたように、現在も変化し続ける芸術の有りようを体験できるかもしれません。

Immersive Museum(イマーシブミュージアム)
”印象派” IMPRESSIONISM
2022年7月8日(金)〜10月29日(土)
会場:日本橋三井ホール

時間:10:00〜21:00(20:20 最終入場)
★ チケット料金
大人(18歳以上)  2,500円
学生(中/高/大/専門) 1,500円
小学生以下無料
詳しくは:Immersive Museum


紹介している音楽や映画はこちら



参考文献
片山杜秀(2019年)『音楽放浪記 世界之巻』ちくま文庫
木村泰司(2012年)『印象派という革命』集英社
原田マハ(2021年)『モネのあしあと』幻冬舎文庫
『IMPRESSIONISM』(1979年)解説:ピエール・クールティヨン/訳:山梨俊夫 美術出版社
井上さつき,小林英樹(2009年)『「ドビュッシーと絵画」-ー複合芸術研究の試み-ー』

画像出典:Wikimedia Commons


関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。